タイルデッキとウッドデッキの違いやメリット・デメリット|おすすめな人や施工事例も紹介
「庭をもっと活用したい」「家族との団らんスペースを作りたい」
このような願いを叶えるのがタイルデッキやウッドデッキです。
しかし、どちらを選ぶべきか迷う方も多いのではないでしょうか。
本記事では、タイルデッキとウッドデッキの違いを10の項目で比較し、それぞれのメリット・デメリットをわかりやすく解説します。
アウトドアリビングやお子さまの遊び場などの活用方法や、あなたにぴったりなデッキ選びのポイント、おしゃれな施工事例まで幅広くご紹介します。
ぜひ理想のお庭づくりの参考にしてください。
コラムのポイント
・ウッドデッキは「温もりと安全性」、タイルデッキは「高級感と手入れの楽さ」が魅力です。
・ウッドデッキはメンテナンスや火気に、タイルデッキは夏の熱さや滑りやすさに注意が必要です。
・手軽にバーベキューを楽しむならタイル、お子さまの安全や木の温もりを重視するならウッドデッキがおすすめです。
Contents
【一覧で比較】ウッドデッキとタイルデッキ9個の違い
ウッドデッキとタイルデッキは、素材の違いにより見た目や機能性が大きく異なります。
主な比較項目を以下にまとめました。
比較項目 | ウッドデッキ (天然木) |
ウッドデッキ (人工木) |
タイルデッキ |
見た目・雰囲気 | 自然な木の温もり、経年変化で味が出る | 天然木に近い質感 | モダン、スタイリッシュ、高級感がある |
メンテナンス | ◯ 1〜5年ごとの再塗装が必要 |
◎定期的な掃除のみ | ◎ 定期的な掃除のみ |
耐久性 | △ 腐朽、シロアリのリスクあり |
◯ 腐朽、シロアリの心配なし |
◎ 高い |
夏の表面温度 | ◯ 比較的熱くなりにくい |
△ 熱くなりやすい |
△ 特に熱くなりやすい |
安全性 | ◎ 柔らかく衝撃吸収性が高い |
◯ タイルよりは柔らかい |
△ 硬く、濡れると滑りやすい |
掃除のしやすさ | △ 汚れが染み込みやすい |
◯ 比較的簡単 |
◎ 水洗いで楽に落とせる |
デザインの自由度 | ◎ 加工しやすい |
◎ 加工しやすい |
△ 専門的な施工が必要 |
火気の扱い | △ 燃えやすいため注意が必要 |
△ 熱で溶ける・焦げる可能性 |
◎ 火に強い |
施工費用 | △ 木材の種類による |
△ やや高価 |
△ 高価 |
ウッドデッキのメリット・デメリット
ウッドデッキには天然木と人工木の2種類があり、どちらも木材特有の温かみのある雰囲気が魅力です。
ここでは、ウッドデッキのメリット・デメリットをご紹介します。
ウッドデッキのメリット
- ・木の温もりと柔らかな質感がある
天然木は自然素材ならではの温もりがあり、人工木でも木目調の美しいデザインを楽しめます。
素足で歩いても心地よく、アウトドアリビングとしても使えます。
- ・夏でも表面が高温になりにくい
天然木は熱を吸収しにくいため、夏でも表面温度が上がりにくい素材です。
素足で歩いても火傷の心配が少なく、お子さまが遊ぶスペースとしても安心です。
- ・衝撃吸収性が高く、安全性に優れる
木材は適度な弾力性があるため、転んでもケガをしにくい点が特徴です。
ウッドデッキのデメリット
- ・タイルデッキと比べて表面に傷がつきやすい
天然木は柔らかいため、重い物を引きずったりペットの爪で傷がつきやすい傾向があります。
- ・人工木は夏場に熱くなる
人工木は樹脂を含むため、直射日光下では表面温度が50℃以上になる場合もあります。
テラス屋根などの日よけ対策が必要です。
- ・火気の使用に注意が必要
バーベキューの際は、火の粉や熱で焦げたり飛び火する場合があります。
ガス火のカセットコンロを使用したり、防火シートを敷くなどの対策が必要です。
- ・天然木は腐食やシロアリのリスクがある
経年劣化により腐朽したり、シロアリ被害のリスクがあります。
防腐・防蟻処理を施しても、定期的な点検は欠かせません。
- ・天然木は定期的なメンテナンスが必要
1〜5年ごとに防腐・防水塗装が必要で、費用や手間がかかります。
塗装を怠ると劣化が早まるため、メンテナンスのスケジュール管理も必要です。
タイルデッキのメリット・デメリット
続いて、タイルデッキのメリット・デメリットをご紹介します。
タイルデッキのメリット
- ・メンテナンスが楽で、耐久性が高い
タイルは汚れても水洗いで簡単にきれいになり、塗装などの定期的なメンテナンスも不要です。
- ・高級感があり、デザインが豊富
タイルは色や質感のバリエーションが豊富で、建物の外観に合わせて選べます。
タイルの大きさによっても異なる印象を与えられます。
- ・火に強く、安心してバーベキューを楽しめる
タイルは不燃材料のため、火の粉が飛んでも燃えません。
バーベキューコンロを直接置いても安心して使え、油汚れも簡単に落とせます。
タイルデッキのデメリット
- ・夏場は表面が熱くなる
タイルは真夏の直射日光下では表面温度が60℃以上になる場合もあり、素足では歩けません。
夏場に利用するには、テラス屋根など日除けの設置が必要です。
- ・照り返しが強く、まぶしい場合がある
タイルは太陽光を反射しやすく、室内がまぶしく感じられる場合があります。
テラス屋根やシェードで日陰を作ると軽減できます。
- ・衝撃に弱く、割れると補修が大変
部分的な補修は可能ですが、同じタイルが入手できないと色が合わない場合もあります。
施工時に予備のタイルを保管しておくと、万が一割れた際も安心です。
- ・水に濡れると滑りやすい場合がある
滑り止め加工がされたタイルでも、雨が降ると滑りやすくなります。
屋根を設けて、できるだけ濡れないようにするのもおすすめです。
つくばガーデンでは、豊富な施工実績を持つ専門スタッフが、お客様のライフスタイルやご予算に合わせて、最適なデッキプランをご提案します。
タイルデッキやウッドデッキの設置をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
タイル・ウッドデッキ活用方法|おすすめな人
デッキスペースは、ライフスタイルに合わせてさまざまな使い方ができます。
ここでは代表的な活用方法と、それぞれのデッキがおすすめな方をご紹介します。
家族や友人と楽しむアウトドアリビング
広いスペースがあれば、ご家族やご友人を招いてバーベキューを楽しめます。
LDKの隣に設けると、食材や飲み物の準備もスムーズです。
テーブルやチェアを置けば、アウトドアリビングとして活用できます。
アウトドアリビングの具体的な作り方やメリットについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
▷関連コラム:「アウトドアリビングがある庭」のおしゃれな実例|庭とリビングを一体にするメリット
子どもやペットの安全な遊び場
夏にはビニールプールを置いて水遊びをしたり、シャボン玉で遊んだりと、お子さまがのびのびと遊べる空間になります。
室内から目が届きやすいため、安心して遊ばせられます。
また、ペットがお庭で走り回ると足の裏が汚れますが、ウッドデッキやタイルデッキなら、これらの心配がありません。
ガーデニングや家庭菜園のスペース
プランターを並べて、ハーブや野菜を栽培できます。
庭で育てる場合に比べて雑草が生えにくく、お手入れが簡単です。
季節や時間帯によって、日当たりの良い場所に簡単に移動でき、台風の時は避難させるなど、その時々の状況に応じて動かせる点が魅力です。
洗濯物やお布団を干す家事スペース
リビングや洗面所に隣接してウッドデッキを設置すれば、洗濯機から物干し場までの動線が短くなります。
室内の床とフラットにつながるウッドデッキなら、室内から素足のままさっと出られるため、家事効率が向上します。
テラス屋根を設置すれば、外出中に突然雨が降ってきても洗濯物が濡れる心配がありません。
雨の日でも外に干せるため、部屋干しによるジメジメ感や生乾き臭を防げます。
テラス屋根選びで失敗しないためのポイントについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
▷関連コラム:テラス屋根で後悔する5つの理由|失敗事例と後悔しない選び方を解説
ウッドデッキがおすすめな人
- ・ナチュラルで温もりのある空間を好む方
- ・お手入れも楽しみながら、愛着を持って使いたい方(天然木)
- ・手間をかけずに木の風合いを楽しみたい方(人工木)
- ・お子さまやペットが安心して遊べる場所を作りたい方
タイルデッキがおすすめな人
- ・お手入れの手間を最小限に抑えたい方
- ・モダンで高級感のあるデザインがお好みの方
- ・屋外でバーベキューなど、火気を気兼ねなく使いたい方
- ・さっと水洗いできる手軽さを重視したい方
ウッドデッキとタイルデッキのおしゃれな施工事例
ここでは、つくばガーデンが手がけたおしゃれな施工事例をご紹介します。
昼と夜で表情を変えるウッドデッキ
カーポートに面して設けたウッドデッキは、昼と夜で異なる表情を見せます。
カーゲートや植栽によって、適度に外部からの視線を遮っています。
昼間は自然光を浴びて木の温もりが際立ち、夜はライトアップによって幻想的な空間に変わります。
ネイビーの家に映えるウッドデッキ
ネイビーの外観に合わせたブラウンのウッドデッキは、コントラストが美しく映えます。
手すりを設けることで、お子さまやペットを安心して遊ばせられます。
プライベートな「浮島」タイルデッキ
造作の門柱が目隠し壁としても機能しているタイルデッキの事例です。
曲線のデザインが目を引く特徴的なテラス屋根が、個性的な空間を演出しています。
ガーデニングと休憩スペースを分けたタイルデッキ
お庭にタイルデッキを設けることで、ガーデニングと休憩スペースを分けた使い方ができます。
タイルは外壁や外構のデザインに合わせてブラウンやベージュの色味で仕上げました。
汚れに強いため、ガーデニング作業の後でも気軽にくつろげます。
ガーデニングを取り入れた外構デザインのアイデアについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
▷関連コラム:玄関アプローチのガーデニングがおしゃれな外構事例|花壇や植栽をレイアウトするコツ
まとめ
ウッドデッキは自然な温もりと安全性に魅力があり、タイルデッキはメンテナンスが不要で高級感のある仕上がりが特徴です。
デッキを設置する目的やご家族のライフスタイルにどちらが合うかをじっくり検討することで、理想の外部空間を実現できます。
素材選びから施工まで多くの専門知識が必要なため、実績が豊富なエクステリア専門店への相談が、理想の空間づくりへの近道です。
つくばガーデンは、お庭の専門店として培った技術とノウハウを活かした外構・エクステリアをご提案する、エクステリアの専門業者です。
経験豊富なスタッフがお客様のご要望をお伺いし、お客様や近隣にお住まいの方へ配慮した外構の提案と施工をいたします。
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