【玄関アプローチの外構リフォーム】素材選びやデザインのコツを解説|リフォームの施工事例も

玄関アプローチのリフォームは、住まいの外観をおしゃれに演出するとともに、敷地をより安全・快適にする効果的な方法です。
そこで今回は、玄関アプローチの素材と選び方、リフォームでデザインと使い勝手を高めるコツを解説します。
玄関アプローチのリフォーム事例もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
コラムのポイント
・玄関アプローチをリフォームすることで、デザイン性や利便性の向上、安全性の確保などにつながります。
・リフォーム内容は、部分的な補修からレイアウト変更やバリアフリー化まで幅広いため、お住まいに合わせた工事を判断することが大切です。
・現在のアプローチの状態や使い勝手を把握したうえで、最適なリフォーム内容を提案してくれる実績豊富な外構専門業者への相談をおすすめします。
Contents
玄関アプローチとは

玄関アプローチとは、道路や門まわりから玄関までをつなぐ通路のことです。
車の使用頻度が高い地域では、駐車場から玄関までをつなぐアプローチをつくる事例もあります。
来客を迎え入れる動線となる玄関アプローチは、歩きやすさはもちろんのこと、デザイン性にもこだわることも大切です。
玄関アプローチのメリットと必要性
玄関アプローチのメリットをご紹介します。
・玄関までの動線が明確になる
・敷地内を歩きやすくなる
・靴の汚れを防ぐ
・玄関をきれいに保ちやすい
・外観全体のデザイン性が高まる
・バリアフリーな外構にしやすい
玄関アプローチは玄関までの通路としてだけでなく、安心して歩けるようにしたり汚れを防いで掃除を楽にしたりと、暮らしを快適にするメリットがたくさんあります。
そのため、玄関アプローチは必要性の高い外構の要素であり、採用するご家庭が多いです。
玄関ポーチとの違い
玄関ポーチとは、玄関ドアの前にある屋根付きの屋外スペースのことです。
雨や日差しを避けられる玄関ポーチがあることで、鍵の開け閉めや来客対応する際の快適性が高まります。
玄関ポーチは、家の中と外をつなぐ役割もあるため、アプローチとの統一感のある設計がポイントです。
玄関アプローチをリフォームするタイミング

玄関アプローチのリフォームを検討すべきタイミングをご紹介します。
ひび割れや欠け、段差が生じたとき
玄関アプローチの素材にひび割れや欠け、段差が生じたときにリフォームを検討する方は多いです。
ひび割れや欠けが生じると、そこから雨水が入り込んで、凍結したり滑りやすくなります。
また、地震などの揺れや衝撃によって玄関アプローチに段差ができると、つまづく危険性もあるため危険です。
汚れが気になり始めたとき
玄関アプローチは人が頻繁に歩くため、汚れがつきやすい空間です。
お手入れしてもきれいにならないタイミングでリフォームを検討される方もいます。
玄関まわりは住まいの第一印象を左右する場所でもあるため、きれいな状態にリフォームすることで、外観全体の印象を良くすることにつながります。
外構デザインに変化をつけたいとき
外構デザインに変化をつけたいときにも、玄関アプローチのリフォームをおすすめします。
外壁塗装によって外観のテイストが一新したタイミングで、リフォームを検討するケースも多いです。
建物に合わせて玄関アプローチの素材や色を変えることで、外観全体の統一感が増し、より魅力的な印象に仕上がります。
玄関アプローチがない外構で不便さを感じたとき
元々玄関アプローチがなく、泥汚れやぬかるみなどお困りの方は、リフォームによって快適性を高めましょう。
玄関までの動線をコンクリート敷きなどで舗装することで歩きやすくなります。
また、雑草が生えていて歩きにくい場合にも、玄関アプローチによって改善が可能です。
外構全体のレイアウトを見直すとき
外構全体のレイアウトを見直す際には、玄関アプローチの大幅な位置変更も可能です。
玄関アプローチの配置や距離を変えることで、動線が良くなったり他の空間を広げたりできます。
また、あえて玄関アプローチを長くしてスロープをつくり、安全性を高めることもひとつの方法です。
玄関アプローチの素材と選び方

玄関アプローチで採用されることが多い素材をご紹介し、それぞれの特徴や選び方を解説します。
コンクリート

コンクリート敷きのアプローチは耐久性が高く、雑草対策としても効果があります。
型枠をつくってコンクリートを流し込んでつくるため、様々な形状に対応できる点も魅力です。
特に、モダンやシンプルな外観デザインとの相性が良く、スタイリッシュなデザインに仕上げることができます。
表面のコンクリートを削って砂利を見せる「洗い出し仕上げ」は、砂利の色によって印象を変えられるため、和風・洋風などの外観にも合わせやすいです。
自然石(乱張り)

コンクリート下地に、薄く加工した天然石やスライス石を貼ったアプローチです。
石はバリエーションが豊富なため、どのようなテイストの外構にも取り入れやすく、高級感のある外観デザインに仕上がります。
耐久性が高く、長く美しい状態を保ちやすい点も自然石の大きな特長です。
▷関連コラム:石張りの玄関アプローチをおしゃれにするコツ|乱形石にこだわった外構事例もご紹介
タイル

コンクリート下地にタイルを施工したアプローチです。
上の画像のように、玄関ポーチとアプローチを同じタイルで仕上げることで、建物と外構につながりを持たせることができます。
耐久性が高く、お手入れしやすいのもうれしいポイントです。
黒や白に近い色は汚れが目立ちやすいため、頻繁にお手入れできるか検討してから採用しましょう。
▷関連コラム:外構に「タイル」を使ったおしゃれな施工事例|デッキ・アプローチ・門柱のデザインをご紹介
レンガ

レンガを並べてアプローチをつくる方法です。
温かみのある暖色系のカラーが多いため、ナチュラルや洋風の雰囲気に仕上げることができます。
表面に凹凸があるため比較的滑りにくい点がメリットです。
上の事例のように、ステップの縁取りとしてレンガを採用するケースもあります。
▷関連コラム:レンガを取り入れた玄関アプローチにデメリットはある?|特徴、デザインや実例を紹介
インターロッキング

ブロック状の舗装材を組み合わせて施工する「インターロッキング」をアプローチに採用することもできます。
ブロックの組み合わせによって玄関アプローチをつくれるため、オリジナリティのあるデザインを取り入れやすいです。
表面に凹凸があるため滑りにくいのが特長で、目地から水が浸透する排水性が高いタイプなどもあります。
枕木・敷石

板状の「枕木」や「敷石」を敷いてアプローチにする方法もあります。
手軽にリフォームでき、土や砂利の状態の敷地を活かすことが可能です。
コンパクトなスペースにも施工しやすいため、裏庭や駐車場からのアプローチなどにもおすすめします。
デザインと使い勝手を両立した玄関アプローチリフォームのコツ

玄関アプローチをリフォームして、デザインと使い勝手を向上させるコツをご紹介します。
ご紹介する事例は新築の外構工事も含まれていますが、リフォームでも近い仕上がりにすることが可能です。
①外構・建物と統一感のある色・素材を選ぶ

外構と建物をつなぐ役割を持つ玄関アプローチは、外観と統一感のある素材やデザインを選ぶことがポイントです。
リフォームする際は、外壁や玄関タイルの色などを改めて確認し、相性が良い仕上げ材を選びましょう。
上の事例では、コンクリートの玄関アプローチの一部を黒のタイルで仕上げ、外壁の色味との統一感を持たせています。
②スロープや手すりでバリアフリーに

玄関ポーチと玄関の段差を解消したい場合は、アプローチをスロープにする方法があります。
アプローチの横に手すりを設置して安全性を確保するのも、ひとつのバリアフリーリフォームです。
車椅子を利用する場合はアプローチの幅を広めにして、タイヤがスムーズに進むようにコンクリート敷きを採用するなど、使い勝手を良くする工夫を取り入れましょう。
▷関連コラム:スロープがある外構のおしゃれな施工事例|勾配や幅、手すりなどのポイントも
③曲線を用いて奥行きを感じさせる

玄関アプローチのレイアウト変更を計画している場合は、曲線を活かしたデザインも検討してみましょう。
カーブがついた形状にすることで、外構に柔らかな印象や奥行きをもたらすことができます。
また、上の事例のように曲線を活かした植栽の配置によって、玄関を目隠しすることも可能です。
④雑草対策をする

リフォームによって玄関アプローチをおしゃれにするなら、雑草対策も忘れずに行いましょう。
上の画像のように、アプローチ全体をコンクリート敷きなどで仕上げることで、雑草が生えない庭をつくることができます。
アプローチ周りに植栽スペースを設ける場合は、範囲を限定させて管理しやすくするなどの工夫が大切です。
▷関連コラム:雑草だらけの庭をリフォームで対策|自然土舗装の方法や費用、施工事例もご紹介
⑤玄関までの動線を楽しめるデザインにする

玄関アプローチの仕上げ材にこだわる他に、周囲の景観デザインにも配慮することで、より統一感のある魅力的な外構に仕上げることができます。
上の事例では、アプローチ周りに植栽・石柱・石壁などを設け、和の落ち着いた雰囲気をつくり出しました。
アプローチが隣地と接している場合は、目隠しフェンスなどを設けて外からの視線を遮りつつ、敷地内の景観に自然と目が向くようにする方法もおすすめです。
▷関連コラム:玄関アプローチのガーデニングがおしゃれな外構事例|花壇や植栽をレイアウトするコツ
⑥駐車場との動線も考える

メインの移動手段が車の場合は、駐車場と玄関の動線も意識してアプローチのレイアウトを決めることが大切です。
車を使用する機会が多いと、道路と玄関をつなぐアプローチはあまり使われないケースもあります。
駐車場と玄関アプローチを隣接させるなど、ライフスタイルに合った利便性の高い動線を取り入れましょう。
⑦水はけを良くして滑りにくい素材を選ぶ

安全性の高いアプローチをつくるためには、水はけや滑りにくさを考えることも重要です。
コンクリート系のアプローチの場合は水が自然と流れる勾配をつけて水はけを良くしましょう。
自然石やタイルを採用するときは、表面がデコボコした防滑性の高い素材を選ぶなど、滑りにくくするための工夫もポイントです。
⑧足元を照らして安全性とデザイン性を高める

夜間の安全性を向上させるために、玄関アプローチの足元を照らすような照明の採用がおすすめです。
外構のライティングは、夜間の外観デザインや防犯性を高めるなどのメリットもあります。
地盤面に照明を設置して下から照らしたり、ポールライトを立てたりするなど、様々な方法の中から適したライティングの方法を検討しましょう。
⑨駐車場と兼用にしてコンパクトに

コンパクトな敷地のリフォームや他の空間を広げたい場合は、駐車場と兼用のアプローチもおすすめです。
駐車場と兼用にすることで、玄関アプローチを予備の駐車スペースにできるケースもあります。
駐車場の仕上げ材にこだわり、アプローチとしてのデザイン性や機能性も高めることがポイントです。
玄関アプローチのリフォームを検討中の方は、茨城県の「つくばガーデン」へご相談ください。
実績豊富なスタッフが敷地の状況を把握したうえで、お住まいに合う工事内容をご提案いたします。
玄関アプローチのリフォーム事例
デザイン性や利便性を高めた玄関アプローチのリフォーム事例をご紹介します。
①仕上げ材を自然石の乱張りへ変更

元々はインターロッキングのアプローチでした。

自然石を乱張りしたアプローチへ変更しています。
黄色や白系の自然石を乱張りすることで明るい印象になり、高級感のある外構デザインに生まれ変わりました。
②コンクリート+自然石でおしゃれに雑草対策

玄関アプローチがなく、雑草が生い茂っている状態でした。

コンクリート敷きと自然石の乱張りで玄関アプローチをつくり、雑草対策しました。
駐車場の色味に合わせ、赤系の自然石を取り入れ、外構デザインに統一感を持たせています。
③ステップの形状変更リフォーム

ステップの色が暗く、廻り階段になっているアプローチでした。

ステップには明るめの自然石を張り、全体に明るい印象を演出しました。
さらに踊り場を設けることで、ステップの上り下りがしやすくなっています。
玄関アプローチの周りは、光を通すようなフェンスや門柱を採用し、開放的な空間づくりにこだわりました。
④ぬかるみが気にならない快適なアプローチに

敷地が土のままになっており、ぬかるみが気になる状態でした。

車が通る動線と玄関アプローチをコンクリート敷きにしました。
コンクリートの表面を削って砂利を見せる「洗い出し仕上げ」にすることで、滑りにくく仕上げています。
まとめ
玄関アプローチのみをリフォームするだけでも、住まいのデザイン性や利便性が大きく向上するケースは多いです。
敷地の状況に合わせ、仕上げ材の交換からレイアウト変更まで、幅広い工事内容を検討しましょう。
また、工事を進める際は、外構リフォームの施工実績が豊富な信頼できるエクステリア専門業者への相談がおすすめです。
つくばガーデンは、お庭の専門店として培った技術とノウハウを活かした外構・エクステリアをご提案する、エクステリアの専門業者です。
イオンモールつくば内の展示場では、アプローチの施工事例を実際にご確認いただけますので、ぜひお気軽にご来場ください。


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