高齢者におすすめな庭・外構リフォーム15選|手入れの楽さ・安全性・介護のしやすさ・快適性がポイント
老後はご自宅で過ごす時間が長くなる傾向にあるため、ライフスタイルや身体の変化に対応した庭へのリフォームがおすすめです。
そこで今回は、外構専門業者「つくばガーデン」が老後の庭づくりのポイントと、高齢者の方におすすめな外構のリフォーム内容について施工事例を交えてご紹介します。
介護保険を活用した外構リフォームについてもご紹介しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
コラムのポイント
・老後の暮らしに合わせて庭をリフォームすることで、安全性を高めてお手入れの負担を軽減することが可能です。
・退職後はご自宅で過ごす時間が増加する傾向にあるため、庭の快適性を高めることが暮らしの充実にもつながります。
・敷地の状況やライフスタイルに合う工事を選択することが大切なため、外構リフォームの実績が豊富な業者への相談がおすすめです。
Contents
- 1 老後も暮らしやすい庭にする4つのポイント
- 2 高齢者におすすめな庭・外構リフォーム15選
- 2.1 ①【手入れ・快適性】雑草対策をする
- 2.2 ②【手入れ・快適性】不要な植栽の伐採・伐根
- 2.3 ③【手入れ・快適性】生け垣をフェンスにする
- 2.4 ④【安全性】動線上に手すりをつける
- 2.5 ⑤【安全性】滑りにくい素材でアプローチを仕上げる
- 2.6 ⑥【安全性】照明をつけて夜間の安全性を高める
- 2.7 ⑦【安全性・快適性】掃き出し窓の前にステップを設ける
- 2.8 ⑧【安全性・介護】アプローチをスロープにする
- 2.9 ⑨【安全性・介護】玄関から駐車場の動線を短くする
- 2.10 ⑩【介護】駐車場周りのスペースを広げる
- 2.11 ⑪【介護】カーポートをつけてコンクリート敷きにする
- 2.12 ⑫【快適性】ウッドデッキやテラス、ガーデンテラスをつくる
- 2.13 ⑬【快適性】高さのある花壇をつくる
- 2.14 ⑭【快適性】庭にベンチをつくる
- 2.15 ⑮【快適性】窓からの景観を整える
- 3 介護保険で外構リフォームできるケースもある
- 4 まとめ
老後も暮らしやすい庭にする4つのポイント
老後も暮らしやすい庭にするためのポイントをご紹介します。
①手入れのいらない庭なら身体の負担が少ない
手入れのいらない庭にすることで、草むしりや庭木の剪定などの手間が減り、身体への負担を軽減できます。
夏場は雑草や植栽の成長も早く、頻繁に手入れが必要になりますが、暑い中の作業は熱中症になりやすく大変危険です。
冬場も落ち葉の片付けなどをする必要があり、寒い中の作業は身体も強張って、ケガをするリスクが高まります。
手入れがほとんどいらない庭にできれば、時間をかけてメンテナンスをしなくても美しい庭を保ちやすくなります。
②転倒などのリスクを踏まえて安全性を高める
老後も安心して暮らすためには、庭の安全性を高めることも大切なポイントです。
段差が多かったり足場が不安定だったりする庭では、転倒してけがをする危険性が高まります。
視界が悪くなる夜間や滑りやすくなる雨の日なども、安心して屋外へ出られるような対策が取り入れられた庭なら安心です。
③介護する方の負担を軽減させる
高齢になると介護が必要になるケースも少なくありません。
その際には、介護する方の負担を軽減できるような庭づくりができると、安心してお住まいに住み続けやすくなります。
お住まいから車で移動する際に介護が必要になるケースが多いため、駐車スペースやアプローチに工夫を取り入れましょう。
④庭の快適性を高める
総務省の調査によると、60歳以上の方は平均すると1日あたり17~20時間程度は家で過ごすというデータが出ています。
対して、10歳から60歳未満の世代は15~16時間が平均のため、老後はよりご自宅で過ごす時間が長いことが分かります。
老後の活動量を増やして健康を維持するためにも、外構によって庭の快適性を高め、自宅にいながら屋外で過ごす楽しみを感じられるようにすることが大切です。
高齢者におすすめな庭・外構リフォーム15選
高齢者におすすめな庭や外構のリフォーム方法をご紹介します。
①【手入れ・快適性】雑草対策をする
『before』
雑草が生い茂っている庭は、お手入れが大変ですし、庭でゆっくり過ごしたいという気になりません。
『after』
雑草が生えにくい庭をつくることで、お手入れの負担を軽減できます。
防草シートや自然土舗装、コンクリート敷きなど様々な方法があるため、施工場所に適した方法を選びましょう。
▷関連コラム:雑草だらけの庭をリフォームで対策|自然土舗装の方法や費用、施工事例もご紹介
②【手入れ・快適性】不要な植栽の伐採・伐根
『before』
門周りの植栽が生い茂り、ご自身では手入れできない状態でした。
『after』
必要な植栽だけ残して不要な木を撤去しました。
植栽の量を減らすことでお手入れがしやすくなり、外観もすっきりします。
また、門周りがすっきりすることで、駐車場と建物の行き来もしやすくなりました。
▷施工事例:庭木伐採・伐根の費用相場はいくら?自分で伐採して安く抑える方法も解説
③【手入れ・快適性】生け垣をフェンスにする
『before』
敷地周りに生垣をつくっていましたが、成長するにつれてお手入れが大変になっている状態でした。
『after』
生垣をすべて撤去し、背の高い目隠しフェンスを施工しました。
フェンスの隙間から光や風を取り込みやすくなり、庭の快適性も高まっています。
④【安全性】動線上に手すりをつける
アプローチに手すりをつけ、安全性を高めました。
使いやすい手すりにするために、動線全体への施工や滑りにくい素材のグリップを選ぶことがポイントです。
⑤【安全性】滑りにくい素材でアプローチを仕上げる
『before』
土のままの敷地は、雨の日にぬかるんで滑りやすくなる危険な状態でした。
『after』
コンクリート敷きの庭にリフォームし、安全に歩ける環境をつくりました。
コンクリートの表面に砂利や石を露出させた「洗い出し仕上げ」にすることで、防滑性を高めることができます。
他にも、滑りにくい加工がされたタイルや凹凸のある自然石で仕上げる方法もおすすめです。
▷関連コラム:【外構】コンクリート洗い出し仕上げのメリット・デメリット|おしゃれな施工事例も
⑥【安全性】照明をつけて夜間の安全性を高める
外構のライティングにこだわることで、夜間の安全性を確保できます。
真っ暗な庭では足元が見えにくく、段差などにつまづく可能性があるため危険です。
特に、駐車スペースやアプローチなど、移動を伴うスペースを明るく照らしましょう。
⑦【安全性・快適性】掃き出し窓の前にステップを設ける
掃き出し窓と庭がつながっている場合は、ステップをつけることで安心して出入りできます。
ステップに腰かけることもできるため、縁側のような使い方もできて便利です。
上の事例のようにコンクリートで仕上げるほかに、ウッドデッキや縁台、沓脱石などの選択肢もあります。
⑧【安全性・介護】アプローチをスロープにする
アプローチはスロープにすることで安全性を高めることができます。
スロープは段差がないためつまずくリスクを軽減できますし、車椅子での移動もしやすいです。
ただし、アプローチが短い場合は急な勾配になり、歩きにくさを感じることもあります。
外構業者に相談しながら、適切な方法を検討しましょう。
⑨【安全性・介護】玄関から駐車場の動線を短くする
玄関と駐車場の距離を近づけることで、外出時の負担を軽減できます。
こちらの事例のように玄関ドアの真横に駐車スペースがあれば、スムーズな乗り降りが可能です。
荷物を運ぶ際にも楽になるため、外構リフォームで駐車場の位置を再検討してみましょう。
⑩【介護】駐車場周りのスペースを広げる
『before』
駐車スペースのすぐ横にブロックや門壁などがあり、狭さを感じる状態でした。
『after』
門周りの外構を全て撤去し、新たに1台分の駐車場をつくりました。
乗り降りのスペースも広がり、介護する方・される方の双方にとって使いやすい空間になっています。
⑪【介護】カーポートをつけてコンクリート敷きにする
『before』
砂利敷きの一般的な駐車場でした。
『after』
リフォームによってカーポートを設け、雨の日でも濡れずに車に乗り降りできるようにしました。
介護が必要な場合、乗り降りに時間がかかるため、屋根があると負担軽減につながります。
さらに、コンクリート敷きの駐車場にして足元の安定性も確保しました。
⑫【快適性】ウッドデッキやテラス、ガーデンテラスをつくる
『before』
リビング前に広い庭がありますが、ウッドデッキが劣化して活用できていない状態でした。
『after』
タイルデッキにリフォームして、ガーデンテラスを施工しました。
リビングとつながるテラスやウッドデッキを設けることで、室内外の行き来がしやすくなり、庭の使い勝手がよくなります。
ガーデンテラスは半屋外空間のため、外の心地良さを味わいつつ室内の快適性も維持することが可能です。
テラスやウッドデッキの場合は、屋根をつけて日差しを遮るなど、心地よく過ごすための工夫を取り入れましょう。
⑬【快適性】高さのある花壇をつくる
『before』
地面にブロックを並べた花壇がありましたが、使いにくくて放置された状態の庭でした。
『after』
リフォームによってタイルテラスを設け、L字型の花壇で囲みました。
花壇の奥行きを浅くして高さを出したことで、イスに腰かけながら作業でき、腰や膝への負担を軽減できます。
老後もガーデニングや家庭菜園を楽しみたい方におすすめのリフォームアイデアです。
⑭【快適性】庭にベンチをつくる
庭での時間をより楽しめるようにベンチを採用した事例です。
広い庭の場合、敷地を散歩中に腰をかけられるようなベンチがあると、休憩を挟みながら無理なく過ごすことができます。
テラスなどの専用の休憩スペースを採用したい場合は、ゆったりと休めるようなガーデンファニチャーの採用がおすすめです。
⑮【快適性】窓からの景観を整える
老後は家で過ごす時間が長くなりやすいため、室内からの景観を意識した庭づくりもポイントです。
窓から美しい庭を眺めることができれば、日々の暮らしに彩りや安らぎを感じられます。
四季の移ろいを楽しめる庭は、心身の健康にもつながるため、部屋から見える植栽の種類などにもこだわりましょう。
老後の暮らしに合わせたお庭のリフォームを検討中の方は、茨城県つくば市の「つくばガーデン」へご相談ください。
お客様のご要望を伺ったうえで、安全性が高くおしゃれで暮らしやすい庭をご提案いたします。
介護保険で外構リフォームできるケースもある
在宅で生活していて、要支援・要介護認定を受けている方は、外構リフォームに介護保険を活用できるケースがあります。
外構リフォームにかかった費用の一部を保険金として受け取れるケースもあるため、事前に内容を確認しましょう。
対象となる外構リフォーム
対象となるリフォームは、バリアフリー化による安全性の向上に関する工事です。
外構工事の場合は、次の3種類が対象になる可能性があります。
・手すりの取付け
・段差の解消
・滑りの防止、移動の円滑化等のための床・通路面の材料の変更
実際には自治体の判断になるため、保険を活用する際は事前の相談をおすすめします。
受け取れる額
改修費にかかった費用の内、20万円までが支給対象となります。
改修費のうち20万円までが対象です。20万円の改修をすると、負担割合によりその9割~7割分
である18万円~14万円が支給されます。1回の改修で全額を使い切らずに、複数回に分けて使う
こともできます。
また、引越しをした場合や、要介護度が著しく高くなった場合、再度改修費のうち20万円までが対
象となり、支給を受けることができます
介護区分によって自己負担の割合が変わり、支給額が残った場合は複数回に分けての利用が可能です。
申請方法
申請から保険金支給までの流れをご紹介します。
①ケアマネージャー等へ相談
②事前申請
③着工・完成
④事後申請
⑤住宅改修費の支給
工事前後に2回の申請が必要です。
申請書類の中にはケアマネージャーに作成してもらうものなどもあるため、ゆとりを持ったスケジュールで進めましょう。
茨城県内の外構に関する補助金制度はこちらのコラムで解説しておりますので、ぜひ参考になさってください。
▷関連コラム:【令和7年度】外構リフォームで使える補助金|茨城県で実施している助成金制度も紹介
まとめ
老後の暮らしに合う庭へリフォームすることで、よりご自宅の住み心地が良くなります。
お手入れのしやすさや安全性、快適性などを考慮しながら、ご自身のライフスタイルや敷地の状態に合った工事内容を検討することが大切です。
お庭のリフォームやバリアフリー化の施工実績が豊富な会社に相談し、いつまでも暮らしやすい住まいを実現しましょう。
つくばガーデンは、お庭の専門店として培った技術とノウハウを活かした外構・エクステリアをご提案する、エクステリアの専門業者です。
経験豊富なスタッフがお客様のご要望をお伺いしたうえで、現在の暮らし方に合った外構をご提案いたします。
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