南道路に面した外構のレイアウト実例|南向きの庭の目隠し方法やプライバシーを保つコツも
南道路に面した外構は、様々なレイアウトが楽しめるため、迷ってしまう方も少なくありません。
・道路・アプローチ・庭をどの並びにすべきなのか
・道路側に庭があるから目隠しを強化したい
・敷地に合う外構のレイアウトが知りたい
このようなご要望をお持ちの方に向けて、今回は南道路に面した外構の実例とレイアウトのポイントをご紹介します。
南向きの庭の目隠し方法やプライバシーを保つコツもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
コラムのポイント
・南道路は建物前に道路・アプローチ・庭をつくるケースが多いため、動線が便利で建物とのつながりを考えたレイアウトをおすすめします。
・道路沿いの庭でも落ち着いて過ごせるように、目隠しを効果的に取り入れてプライバシー性を高めることが大切です。
・同じ南道路の敷地でも周辺間環境やライフスタイルによって適切なレイアウトは異なりますので、提案力と実績があるエクステリア専門業者に相談しましょう。
Contents
南道路の面した外構のレイアウト実例
南道路に面する外構の実例とレイアウトのポイントをご紹介します。
①駐車場・アプローチ・庭を横並びにした南道路の外構
南道路に接するセミクローズ外構の事例です。
大きな掃き出し窓の前は庭にして、建物とのつながりを持たせています。
庭の横には門扉つきのアプローチ、その隣に2台分の駐車場をレイアウトしました。
アプローチを通らずに、駐車場から直接玄関に行ける動線を確保しています。
駐車場を囲って独立させつつ、アプローチと庭には一体感を持たせた南道路の外構です。
【平面図】
庭の前には生け垣を採用したため、植栽が成長すると目隠しとしての役割を果たします。
アプローチをあえてL字型にレイアウトして外構に奥行きを持たせ、庭の景観を楽しめるようにしました。
▷関連コラム:おしゃれな駐車場の外構事例|デザイン・使い勝手を両立した駐車スペースのつくり方
②駐車スペースを2ヵ所にレイアウトした南道路の外構
駐車場を2ヵ所に分けた南道路の外構です。
カーゲートを通ってすぐ左側に3台分の駐車場、もう1ヵ所は建物横に1台分のスペースを確保しました。
来客時に手前の駐車場を使ってもらえますし、愛車を奥側に駐車する際の切り返しスペースとしても使えて便利です。
広々とした庭は天然芝を敷いて、自然豊かな景観を眺められる空間にしています。
奥行きがある敷地のため建物付近は目線が届きにくく、通行人を気にせずにゆったりと過ごすことができます。
【平面図】
※図面の右側が南です。
2ヵ所の駐車場の中心からアプローチが始まり、なだらかな曲線を描いて玄関につながるレイアウトです。
建物横に駐車場を配置し、アプローチと建物の間のスペースは植栽を植えるなど、広い敷地を有効活用しています。
▷関連コラム:広い庭を活かした外構デザイン|9つの活用方法やレイアウトのコツも紹介
③プライバシー性を高めた南道路の外構
存在感のある外構を引き立てるシンプルな外構の事例です。
中庭の目隠しになる正面の壁は外構工事によって造作しました。
造作壁は外壁と同じ白で仕上げ、建物の窓形状と似たスリットを取り入れています。
目隠し壁の裏側には、開放感あふれるタイルテラスが広がります。
目線が気になりやすい南道路の道路でも、ゆったりとくつろぐことができるアウトドアリビングです。
Lの字型の建物の二面に接するようにタイルデッキをつくり、建物の様々な空間からアクセスできるようにしました。
【平面図】
敷地の南東にスロープを施工して安全性を高めた点もポイントです。
中庭にレイアウトしたヤシの木は目隠し壁よりも背が高いため、道路側からもリゾート感あふれる雰囲気を感じられます。
南道路の外構をレイアウトする際のポイント
南道路の外構をレイアウトする際に意識すべきポイントをご紹介します。
①駐車場・アプローチ・玄関の効率的な動線を確保する
駐車場・アプローチ・玄関の効率的な動線を確保することで、お出かけや帰宅時の利便性を高めることが可能です。
具体的には次のような動線パターンがあります。
・3つの空間を横並びに配置する
・駐車場の奥をアプローチにして車から玄関の動線をつくる
・駐車場の奥に庭をつくって車を目隠し代わりにする
敷地に合った効率的な動線を意識し、使い勝手の良いレイアウトを検討してみてくださいね。
▷関連コラム:【外構】おしゃれで使い勝手がよい玄関アプローチのつくり方|和モダン・シンプルモダンなど施工例も紹介
②リビングから庭を眺められるようにする
リビングから庭を眺められるようにすると、室内にいながら外構の美しいデザインを楽しめます。
しかし、南道路の土地では、リビングの前が駐車場になるケースもあるため注意が必要です。
建物と外構の打ち合わせを同時進行で進め、庭の景色を眺められるようなレイアウトにすることをおすすめします。
ただし、車好きの方は家の中から愛車が見られるため、あえてリビング前を駐車場にするという選択肢も検討しましょう。
③駐車場は建物の端にレイアウトする
駐車場は建物の端にレイアウトすることで、南道路の外観のデザイン性を高めることができます。
車が中央に駐車されている場合、敷地を分断してしまい、狭さや圧迫感が出るケースも少なくありません。
敷地の端や建物横に駐車スペースを寄せ、アプローチと庭の一体感を感じる開放的なレイアウトがおすすめです。
④道路からの目線を遮る工夫をする
南向きの土地は庭が道路に面するケースが多いため、目線を遮る工夫を取り入れましょう。
目線を遮ればプライベートな庭でゆったりとくつろげますし、洗濯物を外干ししても気になりません。
後ほど、南道路の庭への目線を遮るための方法をご紹介しますので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
南道路に面する外構のレイアウトにお悩みの方は「つくばガーデン」へご相談ください。
敷地や周辺環境を確認した上で、ご家族のライフスタイルに合った最適なレイアウトをご提案いたします。
南道路に面した外構のメリット・デメリット
南道路に面した外構のメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
南道路に面した外構のメリットをご紹介します。
・日当たりが良い
・玄関や駐車スペースから庭へ行きやすい
・存在感のある外構デザインにできる
南道路は日当たりがよく日射時間も長いため、明るい住まいにできる点が魅力です。
建物の前面に駐車場・アプローチ・庭をつくれるので、コンパクトな動線を確保できます。
また、道路側に庭があるので芝や植栽、テラスなどがある華やかで存在感のある外構デザインをつくりやすいです。
デメリット
南道路に面した外構のデメリットをご紹介します。
・日当たりが良すぎて庭で過ごしにくくなることも
・庭が道路に面していて安全面が不安
・プライバシー性を保ちにくい
南道路の庭は前面に日差しを遮るものがなくて気温が上昇しやすいため、シェードなどで日除けをつくることをおすすめします。
また、庭が道路に面しているため、お子さまやペットの飛び出しに注意が必要です。
通行人から目線を遮れるように、プライバシー性に配慮した庭づくりが重要になります。
南向きの外構を目隠しして庭のプライバシー性を保つコツ
南向きの外構を目隠しして庭のプライバシー性を保つコツをご紹介します。
門柱や塀でアウトドアリビングを隠す
リビングからつながるアウトドアリビングがあるなら、テラス周りに門柱や塀を立てて目隠ししましょう。
玄関横にテラスがある場合、門柱と目隠しを兼用することで空間を有効利用できます。
高い塀は圧迫感を感じるケースもあるため、明るい色味を選んだりスリットを入れたりするなどの工夫を取り入れてみてくださいね。
▷関連コラム:タイルデッキがおしゃれな外構実例|目隠しや屋根付きテラスの事例も
目隠しフェンスでプライベートな空間をつくる
目隠しフェンスを立てることで道路側からの目線を遮ることができます。
ナチュラルな外構に馴染むようにしたいなら木目調のフェンス、モダンな住まいならシルバーのアルミ素材がおすすめです。
一般的に、目線を遮るなら180㎝程度の目隠しフェンスが望ましいですが、敷地の状況や目隠ししたい箇所によって適切な高さは異なります。
目隠しフェンスの高さについてはこちらのコラムで詳しく解説しておりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
▷関連コラム:【目隠しフェンスの高さ】施工例を使ってケース別に解説|理想的な高さにするポイントも
目隠ししたい箇所に植栽を取り入れる
目隠ししたい場所にポイントで植栽を取り入れる方法もあります。
具体的には、庭のテラス周辺や窓の前などがおすすめです。
落葉樹では冬場に目隠しできないこと、害虫が付きやすい植栽は庭の快適性に影響する点などを考慮し、最適な樹種を選びましょう。
植栽の壁で庭を隠す
背の高い生け垣で庭を囲うことで、彩りが美しい目隠しをつくることができます。
たくさんの葉が生い茂る樹種なら、道路からの視線をしっかりと遮ることが可能です。
生け垣は成長すると形状が乱れてくるため、定期的に剪定して整えることでデザイン性を保つことができます。
南道路の「オープン外構」は背の低い植栽やポストで庭を囲む
「南向きの敷地にオープン外構を採用したいけれど、庭周りはどのようにレイアウトすべきなのだろう」と迷われている方も多いのではないでしょうか。
おすすめは、低めの植栽やポストなどを庭周りにレイアウトして緩やかに境界を仕切る方法です。
境界に低い植栽は塀やフェンスのような圧迫感を与えず、自然なかたちで空間を区切ることができ、通行人の侵入も防げます。
また、道路沿いにアイキャッチポイントを設けると視線が庭や室内に向きにくくなり、プライバシー性が高まるケースもあります。
幅や高さのある門柱を採用する場合は、玄関前でなく道路際に施工することで、オープン外構の目隠しとしても活用できますので検討してみてくださいね。
まとめ
南道路の外構は、建物の前に駐車場・アプローチ・庭をつくれるため、バリエーション豊富なレイアウトを検討できます。
効率的な動線やリビングと庭のつながりなどを考えながら、敷地や建物に合った配置を考えましょう。
また、道路沿いに庭がある南向きの外構は、目隠しなどを効果的に使ってプライバシー性を高めることも重要なポイントです。
つくばガーデンは、お庭の専門店として培った技術とノウハウを活かした外構・エクステリアをご提案する、エクステリアの専門業者です。
経験豊富なスタッフがお客様のご要望をお伺いし、おしゃれで使い勝手の良い南道路の外構をご提案いたします。
イオンモールつくば内の展示場で、プライバシー性を高めるための目隠しフェンスなどを体感できますので、ぜひお気軽にお立ち寄りください。
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