おしゃれな駐車場の外構事例|デザイン・使い勝手を両立した駐車スペースのつくり方
おしゃれな駐車場がある外構は、建物や愛車をかっこよく見せる効果が期待できます。
駐車場は敷地に占める割合が大きいため、デザイン性によって外構全体の印象を左右するケースも少なくありません。
そこで今回は、様々なテイストのおしゃれな駐車場の外構事例をご紹介します。
デザイン・使い勝手を両立した駐車スペースのつくり方も解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
コラムのポイント
・戸建ての駐車場は使い勝手だけでなく、おしゃれさにもこだわることで、外観全体のデザイン性を高めることができます。
・地面の仕上げ方や目地の種類、カーポート・ガレージなどのデザイン性によって、おしゃれな駐車スペースをつくることが可能です。
・機能性とデザイン性が高い駐車場にするために、提案力・施工力のある実績豊富なエクステリア専門業者に相談しましょう。
おしゃれな駐車場の外構デザイン事例
おしゃれな駐車場をつくった外構の事例をご紹介します。
①スタイリッシュなカーポートがおしゃれな駐車場
落ち着いた外観や外構の雰囲気に馴染む、シンプルな駐車場の事例です。
直線的なデザインが目を引くスタイリッシュなカーポートを採用しました。
支柱が一方向のみの「片持ちタイプ」を選ぶことで、圧迫感が出ないようにしました。
②自然石×天然芝の組み合わせがおしゃれな駐車場
タイヤが乗る部分を敷石で仕上げ、周辺に天然芝を敷いたナチュラルテイストの駐車場です。
緑と白の対比が美しく、駐車スペースが外構デザインのアクセントにもなっています。
天然芝は季節によって表情を変えるため、冬場は違った雰囲気を楽しむことができる点も魅力です。
③コンクリートと植栽を組み合わせた技あり駐車スペース
シンプルなコンクリート敷きを採用した、3台分の駐車スペースです。
コンクリートの一部をくり抜いて植栽で仕上げることで、柔らかな印象になって周囲の外構と調和します。
駐車場を囲むブロックフェンスの端に門扉をつけ、庭や建物との行き来もしやすいように工夫しました。
④駐車場周りのデザインにこだわっておしゃれな空間に
ナチュラルテイストの外構デザインに合う駐車場をつくった事例です。
2台分の駐車スペースの間にはリュウノヒゲの「草目地」を採用しています。
また、木目調のフェンスや木の柱、コニファーの庭木などで駐車場周りを囲みました。
木の柱はロープでつなぎ、アプローチと駐車場を緩やかに仕切っています。
⑤統一感のある駐車場と駐輪場デザイン
玄関アプローチを挟んだ両側に、同デザインのカーポートとサイクルポートを採用した事例です。
同素材のアルミのカーゲートや門扉などをコーディネートし、外構全体に統一感を持たせています。
駐車場スペースは、コンクリート敷きの「金ゴテ仕上げ」と「洗い出し仕上げ」を組み合わせました。
同じ素材でも仕上げ方を工夫して、デザイン性を高めた駐車場の事例です。
⑥複数の素材を組み合わせたデザイン性の高い駐車場
様々な素材を使って仕上げた、デザインが高い駐車場をご紹介します。
ベースはコンクリート敷きを採用し、アクセントにレンガや自然石の乱張りなどを取り入れました。
建物や塀に近い色味を選ぶことで、外観全体に統一感が生まれています。
⑦天然石をあしらって高級感のある雰囲気に
2台分の駐車場の間に、天然石を敷いてアクセントにした事例です。
道路際からアプローチにかけては自然石を乱張りし、エレガントな雰囲気の外構に仕上げました。
敷石が駐車するときの幅員の目印にもなるなど、実用性も兼ね備えています。
⑧和庭の雰囲気に合う実用的な駐車スペース
和庭にある1台分の駐車スペースです。
自然素材を多く取り入れた和庭のイメージに合うように、コンクリートの範囲を最小限にしました。
コンクリート周りは砕石で仕上げ、高低差を埋める法面(のりめん)には天然芝を張っています。
⑨庭と駐車場を兼用スペースにした外構
庭の中に駐車スペースを採用した住まいです。
タイヤが乗る部分を洗い出し仕上げのコンクリートにして、芝が傷まないように工夫しています。
駐車スペースの奥には自転車置き場もあり、コンクリートを通って駐輪できるような動線も確保しました。
おしゃれさと使い勝手を両立した駐車スペースのつくり方
おしゃれさと使いやすさのどちらも兼ね備えている駐車スペースをつくるコツをご紹介します。
ゆとりのある駐車スペースを確保する
使い勝手を高めるためには、ゆとりのある駐車スペースを確保することが大切です。
国土交通省の「駐車場設計・施工指針について 」では、適切な駐車場の広さが明示されています。
設計対象車両 | 長さ | 幅員 |
---|---|---|
軽自動車 | 3.6ⅿ | 2.0ⅿ |
小型乗用車 | 5.0ⅿ | 2.3ⅿ |
普通乗用車 | 6.0ⅿ | 2.5ⅿ |
来客の駐車や将来の乗り換えなども考慮して、所有している車の種類に関わらず1台につき「長さ6.0ⅿ×幅員2.5ⅿ」の駐車場の広さを確保することをおすすめします。
砂利は避けてコンクリートや敷石で仕上げる
おしゃれな駐車場に仕上げたいなら、砂利ではなくコンクリートや敷石、タイルなどの素材を検討しましょう。
シンプルなコンクリートでも、上の画像のように異なる仕上げ方を組み合わせる方法などで、デザイン性を高めることができます。
高級感を出したいなら、部分的に自然石やタイルの採用をする方法がおすすめです。
砂利は車体の荷重によって沈下したり、駐車時に飛散してボディを傷つけたりする可能性があるなど、機能面を考えてもおすすめしません。
駐車スペースと玄関の動線を短くする
駐車スペースと玄関を最短距離でつなぐことで、使い勝手の良い駐車場に仕上げることが可能です。
玄関と愛車の距離が近いと、雨天の乗り降りや荷物を運ぶ際の負担を軽減できます。
無駄な動線をなくすことで、庭やアプローチなどの空間を広く取れる点もメリットです。
目地の素材を工夫する
駐車場のデザイン性にこだわりたいなら、コンクリートの目地の種類にもこだわりましょう。
上の画像は「リュウノヒゲ」の草目地を採用した事例で、ナチュラルな印象の外構デザインと相性が良いです。
こちらは、目地に自然石を施工しています。
道路際は自然石を乱張りしてアクセントをつくり、建物と調和した落ち着いた雰囲気に仕上げました。
他にもレンガや玉砂利など様々な素材があるため、外構のテイストに合うものを選びましょう。
一般的な伸縮目地を採用する場合は、目地を入れる箇所を工夫してデザイン性をプラスすることをおすすめします。
カーポート・ガレージは外観と調和するデザインを選ぶ
駐車場にカーポートやガレージを採用する場合は、外観と調和するデザインを選びましょう。
上の事例では、門柱と同素材であるステンレス製のスタイリッシュなカーポートを採用しました。
建物のサッシとカーポートを同色にしたため、モダンテイストな雰囲気の外観に調和しています。
ナチュラルテイストなら、明るめのシルバーやブラウン系の色を選んでアーチ状の屋根にするなど、色や形状にこだわりましょう。
ビルトインガレージがある家の駐車場はシンプルに
ビルトインガレージがある住まいの場合は、駐車場はあえてシンプルに仕上げることでおしゃれに見えることもあります。
ガレージは大きなシャッターなどが付いていて存在感があるため、駐車場にもアイキャッチポイントをつくると、まとまりのない外観デザインになる可能性があるからです。
シンプルな見た目で使い勝手も良いコンクリート敷きで仕上げ、ビルトインガレージの魅力を引き立てるような駐車スペースをつくってみてくださいね。
まとめ
駐車場は敷地に占める割合が大きいため、デザイン性によって外観の印象が左右します。
建物や外構のテイストに合う仕上げ方やカーポートのデザインなどを選び、外観全体に統一感があるおしゃれな駐車場に仕上げましょう。
使い勝手とデザイン性のどちらもこだわって提案してくれるような、実績豊富なエクステリア専門業者に相談することをおすすめします。
つくばガーデンは、お庭の専門店として培った技術とノウハウを活かした外構・エクステリアをご提案する、エクステリアの専門業者です。
経験豊富なスタッフがお客様のご要望をお伺いし、駐車場までこだわりぬいたおしゃれな外構をご提案いたします。
イオンモールつくば内に展示場がございますので、ぜひお気軽にお立ち寄り、ご相談ください。
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