古い門柱・門扉リフォームのポイント|門まわりを交換・撤去する際の注意点と施工事例も

門柱や門扉などの門まわりのリフォームは、外構全体のデザイン性と利便性を高めるのに効果的です。
そこで今回は、古い門柱・門扉をリフォームする際のポイントと交換・撤去時の注意点を解説します。
門まわりリフォームの施工事例もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
コラムのポイント
・門柱や門扉をリフォームすることで、住まいのデザイン性や防犯性が高まり、来客時も対応しやすくなります。
・門まわりの必要性を考えたうえで、暮らしや敷地に合ったレイアウト、周りの外構と統一感のあるデザインを選ぶことがポイントです。
・交換する場合は圧迫感の軽減、撤去する際はスペースの活用方法なども考えてくれる、実績豊富な外構専門業者への相談をおすすめします。
門まわり(門柱・門扉)の役割

外構における門まわりとは、門柱・門扉を指すことが多いです。
門まわりには外観のデザイン性向上の他に、機能性や防犯性を高める役割があります。
門柱や門扉にはそれぞれ異なる役割がありますので確認しましょう。
門柱(もんちゅう)
門柱とは、門まわりに立つ柱のことで、外構デザインのアクセントと機能性を高める役割を果たします。
柱単体ではなく、表札やポストなどが一体になったデザインが一般的です。
門柱を設置することで、来客時や郵便物が届いたときにスムーズに対応できます。
門扉(もんぴ)
門扉とは門まわりに設ける扉のことです。
敷地と道路との境界付近に門扉を設けることで、不要な侵入を防ぎ、防犯性やプライバシー性が高まります。
以前は敷地が塀などで囲まれた「クローズ外構」が主流だったため、門扉が採用される外構が多く見られました。
しかし、近年は道路との境界に塀などを設けない「オープン外構」が選ばれることが多く、門扉の採用率は下がっています。
▷関連コラム
・おしゃれな「クローズ外構」の施工例|後悔しないための6つの対策も
・オープン外構は侵入防止・目隠しでノンストレス|対策13選を紹介
古い門柱・門扉をリフォームする際のポイント
古い門柱や門扉をリフォームする際のポイントをご紹介します。
施工事例は新築の外構も含みますが、リフォーム工事でも似たような仕上がりにすることは可能ですので、ぜひ参考になさってください。
①門まわりの必要性を見直す

リフォームする際は、門まわりの必要性を考えましょう。
コンパクトな敷地の場合、門柱や門扉がない方が空間を有効活用できるケースもあります。
インターホンが建物に付属している場合、表札は塀などに取り付けて玄関横にコンパクトなポストを立てれば、門まわりがなくても問題ありません。
敷地の活用方法を具体的に考え、門まわりを交換・撤去どちらにするのかを検討することがポイントです。
②「機能門柱」と「造作門柱」の特徴を知る
門柱には「機能門柱」と「造作門柱」の2種類があります。
【機能門柱】

機能門柱とは、メーカーが販売する既製品の門柱を指します。
商品のバリエーションは豊富で、色や表札のデザインなどを選べるものが多いです。
【造作門柱】

造作門柱とは、職人が現場でつくり上げる門柱です。
サイズや素材を自由に選ぶことができ、ポストや表札などは好みのデザインを組み合わせられます。
門柱の利便性を高めたいなら機能門柱、外構デザインのアクセントとして取り入れたいなら造作門柱がおすすめです。
それぞれの特徴や造作門柱のデザイン実例は、こちらのコラムで詳しくご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
▷関連コラム:おしゃれな造作門柱の施工事例11選|機能門柱との違いやデザインのポイントも
③使い勝手の良い門柱の設置場所を考える
門柱は暮らしに合わせて設置場所を決めることがポイントです。
基本的には、玄関前か道路付近の2パターンに分かれますので、それぞれの使い勝手や特徴を確認しましょう。
【玄関前に門柱を設置】

玄関付近の門柱は、家の中から郵便物を取りに行きやすく、来客をすぐに迎え入れられるなどのメリットがあります。
また、玄関まわりのデザインにアクセントを加えたいときにも効果的です。
一方で、敷地内に入らないとインターホンやポストが使えないため、プライバシー性が下がる点がデメリットと言えます。
【道路付近に門柱を設置】

門柱を道路沿いに設置すると、訪問者が敷地内に入らなくても対応できるため、防犯性やプライバシー性が高まります。
また、門柱のサイズやデザインによっては、庭や窓の目隠し代わりにすることも可能です。
悪天候時は室内から郵便物を取りに行くのが大変な点がデメリットとして挙げられます。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、現状のポストやインターホンに対する不満点を振り返り、使い勝手の良い設置場所を検討しましょう。
門柱の位置については、こちらのコラムで詳しく解説しております。
▷関連コラム:門柱の位置に関する7つの失敗例と対策|実例を使っておすすめの設置場所を解説
④周りのテイストに合うデザインを選ぶ

門まわりをリフォームする際には、外構や建物のテイストと統一感のあるデザインを選びましょう。
おしゃれなデザインの門柱や門扉は多くありますが、既存の外観と異なるテイストを取り入れると浮いてしまう可能性があります。
色に統一感を持たせつつ素材にこだわるなど、全体のバランスを見ながらお気に入りのデザインを選ぶことが大切です。
⑤耐久性の高い素材を選ぶ

門柱や門扉は使用回数が多く、雨よけがない場所に設置されることが一般的です。
そのため、耐久性や耐候性の高い素材を選ぶことで、長く安心して使うことができます。
腐食や風化しにくい自然石の門柱や、軽量で錆びにくいアルミ製の門扉など、素材の特徴を理解することが大切です。
⑥門まわりの機能性にこだわる

門まわりはデザインだけでなく、機能性にこだわることで使い勝手の良い外構になります。
門扉であれば、開け閉めの操作性や鍵の有無などを確認することがポイントです。
門柱は、表札やポストの他に、インターホン・照明・宅配ボックスをつけるべきかを検討しましょう。
⑦照明によって夜間の使い勝手を良くする

門まわりに照明を取り入れることで、夜間の利便性やデザイン性が高まります。
明かりによってインターホンやポストの位置も明確になるため、訪問者にも配慮した外構にリフォームすることが可能です。
既存の外構にも照明がある場合、電球の色や照明デザインに統一感を持たせると、よりおしゃれに仕上がります。
⑧フェンスやアプローチのリフォームも検討する
門まわりをリフォームする際には、フェンスやアプローチのリフォームも同時に検討しましょう。
まとめて工事を行うことで工期を短縮でき、費用も抑えられるうえに外構全体の統一感も生まれます。
特に門扉を解体する場合は、隣接する塀に影響が出るケースも多いため、同時にリフォームするメリットは大きいです。
▷関連コラム
・古いブロック塀はリフォームすべきか|見極め方や解体・改修事例、補助金情報も
・【玄関アプローチの外構リフォーム】素材選びやデザインのコツを解説
門まわりをリフォームしたいとお考えの方は、茨城県の「つくばガーデン」へご相談ください。
実績豊富なスタッフが現地の状況を把握したうえで、敷地を活かしたお客様の暮らしに合う工事内容をご提案いたします。
門まわりの交換・撤去時に押さえておきたい注意点

門まわりの交換・撤去工事をする際に押さえておきたい注意点を解説します。
門柱・門扉によって圧迫感が出ることがある
門柱や門扉の高さや色によっては、圧迫感が出ることがあるため注意が必要です。
門柱は150~160cm程度の高さが一般的で、門扉はそれよりも15cm程度低いとバランスが良くなります。
目線を大きく超える高さや黒系などの門柱・門扉は存在感があり、圧迫感が出やすいです。
門まわりの幅や奥行きだけでなく、敷地のゆとりに合わせて、高さや色味を調整することをおすすめします。
撤去した後にできる空間の用途を考える
門まわりを撤去する場合は、その後の空間の用途を考えましょう。
道路付近であれば駐車場や駐輪場、植栽スペースとして活用しやすく、玄関前なら花壇やアプローチを設けるとデザイン性が高まります。
どのくらいのスペースが確保できるかを確認し、撤去と同時に用途に合わせたリフォームを進めると効率的です。
「駐車場まわり」や「敷地の奥側」の門柱は目立つデザインがおすすめ
門柱を駐車場まわりや敷地の奥側に設置する場合は、存在感のあるデザインを選ぶのがおすすめです。
外構に馴染みすぎるデザインは、駐車時に見落としてぶつけたり、配達員が気付きにくいといったデメリットが生じることもあります。
既存の外構とのバランスを考えつつ、デザインや色選びなどを工夫し、門柱の視認性を高めることも意識しましょう。
工事中は仮のポストを用意しておく
既存の門柱を交換・撤去する場合は、一時的にポストが使用できない期間が生じます。
郵便物の受け取りに支障が出ないよう、仮のポストを用意して玄関先に設置しておくなど、対策しておくと安心です。
また、複数のポストが並ぶと配達員が迷うため、既存ポストが使えなくなる時期を事前に外構業者へ確認しておきましょう。
門柱・門扉をリフォームした外構の施工事例
門柱や門扉をリフォームしたお住まいの施工事例をご紹介します。
①開放感のある魅力的な門まわりにリフォーム

コンクリートブロックによってつくられた門柱は変色し、圧迫感もありました。

自然石の門柱を造作して門まわりを一新しました。
ブロックフェンスやアプローチも同時にリフォームし、開放感のある落ち着いた外構へ生まれ変わっています。
②塀の一部を解体して門壁に

ブロックが詰まれた塀とカーゲートがあるお住まいです。

一部の塀を解体して新たに門柱をつくり、ポストと表札を施工しています。
カーゲートも交換し、操作性が高くてコンパクトになりました。
③門まわりを撤去して駐車場と機能門柱にリフォーム

劣化や汚れが気になる状態の門まわりでした。

門柱や門扉、花壇などを全て撤去して、1台分の駐車場にリフォームしました。
リフォーム前の造作門柱よりもコンパクトな機能門柱を採用し、駐車場の奥のスペースにレイアウトしています。
④駐車場リフォームと同時に門柱を新設

元々は門柱や門扉のない外構スタイルでした。

庭の一部を駐車場にするリフォームに伴い、塀の横に門柱を造作しました。
建物前の花壇と同じブロック塀を用いることで、統一感のあるデザインに仕上げています。
まとめ
門柱や門扉は使用頻度の高い外構のため、リフォームによって敷地の使い勝手を大きく向上させることができます。
サイズやレイアウト、機能性にこだわることで、既存の外構と調和の取れた利便性の高い空間づくりが可能です。
門まわりリフォームや造作門柱の実績豊富な外構専門業者へ相談し、最適な工事内容を提案してもらいましょう。
つくばガーデンは、お庭の専門店として培った技術とノウハウを活かした外構をご提案する、エクステリアの専門業者です。
イオンモールつくば内の展示場では、門柱・門扉の施工事例を実際にご確認いただけますので、ぜひお気軽にご来場ください。


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