「砂利+防草シート」は雑草対策に効果的|メリット・デメリットや注意点、DIYについても
砂利と防草シートを使った雑草対策は、外構や庭づくりで多く取り入れられる定番の方法です。
そこで今回は、砂利を雑草対策に使うメリット・デメリットと注意点をご紹介します。
砂利と防草シートの敷き方やDIYなどについても解説しておりますので、ぜひお役立てください。
コラムのポイント
・砂利敷きの場合、隙間から雑草が生えてくる可能性がありますが、下に防草シートを敷くことでより効果的に雑草を抑えることが可能です。
・砂利は費用面や防犯性などのメリットがある反面、掃除のしにくさや安定性に欠けるなどのデメリットがあります。
・砂利と防草シートを使った雑草対策はDIYもできますが、仕上がりや身体への負担を考えると、専門業者への依頼が安心です。
Contents
砂利は雑草対策に使えるのか
砂利は雑草対策として取り入れることができます。
なぜなら、砂利を敷き詰めることで地盤面に直射日光が当たるのを防ぎ、植物の成長を妨げることができるからです。
しかし、隙間から雑草が生えてくるケースもあるため、砂利単独では雑草対策としては不十分と言えます。
▷関連コラム:雑草対策10選|メリット・デメリットや失敗を防ぐポイントをチェック
「砂利+防草シート」は雑草対策に効果的
砂利を使った雑草対策の効果を高めるためには、防草シートを使うことをおすすめします。
防草シートとは、雑草発生を抑えるために敷くシート状の資材のことです。
砂利の下に防草シートを敷くことで隙間がなくなり、より雑草対策としての効果を発揮します。
施工方法
防草シートと砂利の施工方法をご紹介します。
①雑草を抜く | 雑草が再度生えることを防ぐために、根が残らないように抜く。 |
②地面を整地する | 植物が根を張りにくく、防草シートの施工性も高めるために、平らに転圧して土を締め固める。 |
③防草シートを敷く | よれたり隙間ができないように敷き、ピンで固定する。 |
④砂利を敷く | 隙間なく砂利を敷き詰める。3~5cmの厚みが一般的。 |
⑤砂利を均す | 凸凹に雨水や汚れが溜まらないよう、平らに整地する。 |
雑草対策としての効果を高めるためには、ただ防草シートと砂利を敷くだけでなく、雑草抜きや整地などの作業も大切です。
DIYでもできるのか
防草シートと砂利を敷く作業は比較的簡単なため、DIYでも施工できます。
ただし、整地が不十分だったり防草シートに隙間ができたりすると、雑草対策の効果が薄れてしまうため慎重な作業が必要です。
必要な砂利の量を把握するのは難しく、さらに施工時には重い砂利を運ぶ必要があるため、身体への負担も大きくなります。
DIYでも仕上げることができますが、仕上がりの質や作業の手間などを考えると、専門業者に依頼したほうが安心で効率的です。
雑草対策に砂利を使うメリット
雑草対策に砂利を使うメリットをご紹介します。
メリット① 雑草対策の費用を抑えられる
砂利敷きは比較的費用を抑えられる雑草対策です。
下に防草シートを敷いても、コンクリート仕上げの雑草対策より費用がかかりません。
広範囲に対して雑草対策をしたい場合におすすめの方法と言えます。
メリット② 比較的施工しやすい
砂利敷きは専門性がそれほど高くないため、比較的施工しやすい方法です。
そのため、作業日数もかかりにくく、スピーディーに雑草対策できます。
ただし、施工の質によって雑草対策の効果が十分に得られないケースもあるため、専門業者による施工が安心です。
メリット③ どのような庭にも馴染みやすい
砂利は様々なバリエーションがあるため、どのような庭にも馴染みやすいです。
ベーシックなグレーの砂利以外に、次のような色味の砂利があります。
・白系
・黒や青系
・茶や赤系
外構のテイストに合った砂利を選ぶことで、雑草対策だけでなく、庭のデザイン性も高めることができます。
▷関連コラム:砂利・自然石を使ったおしゃれな外構デザイン|ロックガーデン・石庭の施工事例も
メリット④ 地面がぬかるまない
砂利敷きは地面のぬかるみ対策にも効果的です。
砂利に厚みを持たせることで、よりぬかるみを防ぐことができるため、地面の安定性が高まります。
防草シートを併せて施工することで、砂利が土に沈むのを防ぎ、ぬかるみを長期間抑えることができます。
メリット⑤ 防犯対策になる
砂利は上を歩くときに「ジャリジャリ」と音がなるため、防犯対策としても有効です。
家の裏側や道路から死角になる位置などに砂利を敷くことで、不審者の侵入に気付きやすくなります。
さらに効果を高めたい場合は、音が大きい防犯砂利の検討がおすすめです。
▷関連コラム:庭の防犯対策10選|空き巣が好む庭の特徴と効果的な外構アイテムをご紹介
雑草対策に砂利を使うデメリット
雑草対策に砂利を使うデメリットをご紹介します。
デメリット① 落ち葉などの掃除がしにくい
砂利は落ち葉などの掃除がしにくい点がデメリットです。
落ち葉が砂利の隙間に入り込むと取りにくく、ほうきで掃いても砂利まで一緒に動いてしまい、上手く掃除ができません。
落葉樹が砂利スペースの近くにある場合は、熊手やブロワーなどを準備しておくと掃除の手間を軽減できます。
デメリット② 歩きにくい
砂利は足元が不安定になりやすく、歩きにくいと感じることがあります。
特に小さなお子さまや高齢者にとっては、歩行が負担になるかもしれません。
踏み固めた下地を作ったり、枕木や敷石などを敷いて簡易的なアプローチを設けたりすることで、安全対策ができます。
デメリット③ 砂利が散らばる
細かい砂利は、敷地外や芝庭などに散らばるケースもあるため注意が必要です。
特に、車の駐車スペースや動線上を砂利で仕上げると、タイヤの通過によって砂利が押されて飛び散りやすくなります。
駐車スペースのタイヤが乗る部分はコンクリート敷きにするなど、対策を取り入れましょう。
デメリット④ 時間が経つと沈む
砂利は重みがかかることで、時間をかけて土の中へ沈んでいきます。
厚みを持たせて砂利を敷いた場合でも、数年後には土が見えてくるケースも珍しくありません。
ただし、防草シートを下に敷いていれば沈み込みを防ぐことができるため、長期間にわたって均一な厚みを保ちやすくなります。
デメリット⑤ 雑草を完全に防げるわけではない
砂利による雑草対策は、完全に草が生えるのを防げるわけではありません。
生命力のある雑草の場合、防草シートを敷いていても、わずかな隙間から生えてくるケースもあります。
直射日光に触れていない雑草は抜きやすいため、見つけたらすぐに取り除きましょう。
砂利を使った外構のデメリットは、こちらのコラムでもご紹介しておりますのでぜひご覧ください。
▷関連コラム:庭を砂利にして後悔した事例9選と対策|砂利敷きのおしゃれな外構実例もご紹介
お庭の雑草対策を検討している方は、茨城県の「つくばガーデン」へご相談ください。
実績豊富なスタッフが敷地の状況を把握したうえで、適切な工事内容をご提案いたします。
「砂利+防草シート」を施工する際の注意点
砂利と防草シートで雑草対策する際の注意点をご紹介します。
防草シートの耐用年数を確認する
防草シートを選ぶ際は、耐用年数を確認することがポイントです。
価格の安い防草シートは耐用年数が短く、期間が過ぎると効果が低下してしまいます。
張り替えの際は砂利をどかす手間がかかるため、できるだけ耐用年数の長いシートを選び、交換作業の負担を軽減しましょう。
採用する範囲を検討する
砂利敷きは、採用するスペースによって向き・不向きがあるため、範囲を慎重に検討することが重要です。
アプローチやお子さまが遊ぶ庭では安全性に不安が残り、駐車スペースでは砂利の飛び散りが問題になることがあります。
人があまり通らない家の周りやアプローチの脇などのスペースなら、砂利を採用しやすいです。
大きすぎる砂利は選ばない
雑草対策を目的に砂利敷きを採用する場合は、大きすぎる砂利は避けることがポイントです。
大きすぎる砂利は敷いたときに隙間ができやすく、地面に直射日光が当たって雑草の成長を促してしまいます。
一般的には2~3cm程度の大きさの砂利を採用するケースが多いです。
雑草の上から防草シートを敷かない
砂利の下に防草シートを敷く場合は、事前に雑草をしっかり取り除いてから作業することが大切です。
雑草を抜かずにシートを敷いてしまうと、根が土の中に残っているため、砂利とシートの隙間から再び雑草が生えてくる可能性が高まります。
せっかく防草シートを敷いても効果が半減してしまうため、作業前に根まできちんと取り除くことがポイントです。
まとめ
砂利と防草シートを使った雑草対策は、多くのご家庭で採用されている一般的な方法です。
効果を高めるためには、まず地面をしっかりと整地し、隙間ができないように防草シートを敷くことが大切です。
広範囲の雑草対策には「砂利+防草シート」を採用して外構費用バランスを調整しつつ、効率的に雑草の発生を抑えましょう。
つくばガーデンは、お庭の専門店として培った技術とノウハウを活かした外構・エクステリアをご提案する、エクステリアの専門業者です。
経験豊富なスタッフがご予算や施工箇所に合わせて効果的な雑草対策をご提案いたします。
イオンモールつくば内の展示場では、コンクリート敷きや石張りなどの雑草対策を実際にご確認いただけますので、リフォームを検討中の方はお気軽にご来場ください。
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