庭の落ち葉をそのまま放置するとどうなるのか|起こり得る7つの問題と正しい掃除方法・対策

秋から冬にかけて庭の落ち葉が増えますが、掃除が手間なので放置しているというご家庭も少なくないはずです。
こちらのコラムでは、庭の落ち葉を放置した場合に起こり得る問題やトラブルをご紹介します。
正しい掃除方法や外構リフォームで可能な落ち葉対策も解説しますので、ぜひ参考になさってください。
コラムのポイント
・庭に落葉樹があると冬場に多くの葉を落としますが、掃除するのが手間なので放置しているという方も少なくありません。
・落ち葉を放置すると他の植物に影響を及ぼしたり、近隣トラブルにつながったりするケースがあるため、こまめに掃除することが大切です。
・「落ち葉掃除はもうやめたい…」と考えている方にリフォームで可能な落ち葉対策をご紹介しますので、適切な方法で手入れの負担を軽減しましょう。
Contents
庭の落ち葉を放置するとどうなるのか|起こり得る7つの問題

庭の落ち葉をそのまま放置しておくと、様々な悪影響を及ぼす可能性があります。
起こり得る問題を把握し、ご自宅の状態を確認してみましょう。
①外構のデザイン性が低下する
落ち葉が庭全体に広がっていると、外構のデザイン性が低下します。
おしゃれな自然石のアプローチや芝庭が隠れてしまい、せっかくこだわった外構の魅力が伝わりません。
また、落ち葉だらけだと「手入れされていない庭=防犯意識の低い家」というイメージを与えやすく、空き巣などのターゲットになるリスクも高まります。
②落ち葉が増えるほど掃除が大変になる
庭の落ち葉は放置し続けていると、どんどん量が増えてしまうだけでなく、風であちこちに散らばって掃除が大変です。
掃除しない期間が長いほどお手入れする際の負担が大きくなるため、やる気が出ないという方も多いはずです。
しかし、落ち葉が積もると足元が見えにくくなって危険性が高まるため、安全面においても放置はおすすめできません。
③近所や道路まで葉が飛んでトラブルの原因に
落ち葉を放置すると、ご自宅の敷地内だけでなく近所や道路まで葉が飛ぶケースも多いです。
近隣の家に落ち葉が大量に落ちてしまうと、トラブルに発展する可能性もあります。
トラブルを事前に防ぐために落ち葉用のネットを活用して敷地外にいかないようにするなどの対策を取り入れることが大切です。
④雨樋・排水口などに葉が詰まる
落ち葉を放置すると雨樋や排水口に詰まる可能性がある点にも注意が必要です。
雨樋を塞いでしまうと雨水が溢れて破損する原因になりますし、バルコニーの排水口に落ち葉が詰まると、うまく排水できずに階下の雨漏りにつながる可能性もあります。
道路の側溝に落ち葉が溜まると排水機能が低下し、大雨の際に水があふれて道路冠水を引き起こすなど、様々なリスクがあるため注意が必要です。
⑤他の植物が育ちにくくなる
庭に落ち葉をそのまま放置しておくと、他の植物が育ちにくくなることがあります。
落ち葉が地面を覆ってしまうため、土に日が当たらず水はけが悪くなり、植物にとって居心地の悪い環境になるからです。
特に低木や地植えの草花は影響を受けやすく、根腐れやカビの発生につながることもあるため、落ち葉掃除をして日当たりや風通しの良い環境をつくることを意識しましょう。
⑥害虫が発生しやすい環境になる
庭に落ち葉が溜まっていると、害虫が発生しやすい点も注意が必要です。
害虫は日陰で湿度の高い場所を好むことが一般的なため、落ち葉が積もった場所は絶好のすみかになってしまいます。
ナメクジ・ダンゴムシ・ムカデなどが集まりやすく、蚊の発生源になることもあります。
さらに、シロアリが発生して建物に悪影響を及ぼす可能性があるため、落ち葉は放置せずに早めに取り除くことが大切です。
▷関連コラム:庭におすすめな害虫対策7選|害虫が発生する原因やリフォームでも可能な方法を解説
⑦地面がジメジメする
落ち葉が溜まった庭は地面がジメジメしやすい点もデメリットです。
湿度の高い状態が続くと、これまでご紹介したような「根腐れ・カビ・害虫」などの被害が生じやすくなります。
ジメジメした空間は居心地の悪さを感じやすく、ぬかるみによって靴も汚れやすいことから、庭の使用頻度が減ってしまうケースも少なくありません。
▷関連コラム:水はけが悪い庭を改善する7つの方法|ジメジメ・水溜まりの解決方法とDIYについても解説
庭の落ち葉にお困りの際は、茨城県のつくばガーデンへお気軽にご相談ください。
実績豊富なスタッフが現地を把握したうえで、最適な解決方法をご提案します。
庭の落ち葉をそのままにしておくメリット

庭の落ち葉を放置するデメリットをたくさんご紹介しましたが、実はメリットもあります。
具体的には、時間が経過すると落ち葉が腐葉土になり、土壌改善に役立つ点です。
しかし、良質な腐葉土になるまでには半年から1年程度の期間を要することが一般的なため、それまでに害虫の発生や植物の生育不良などにつながる可能性もあります。
そのため、基本的には「落ち葉はこまめに取り除く」ことが推奨されるケースが多いです。
落ち葉の正しい掃除方法

落ち葉の正しい掃除方法をご紹介します。
| ①降り落とす | ・掃除中に新たな葉が落ちないように、枝に残った落ち葉をホウキなどで軽く揺らして振り落とす |
| ②集める | ・ホウキや熊手で落ち葉をまとめる ・風下に集めると風の影響を受けにくい。 |
| ③必要に応じて剪定する | ・枝が伸びている場合は剪定する ・冬に剪定しておくことで病害虫発生の予防にもつながる |
| ④ゴミ袋に集める |
・落ち葉を手袋をした手やちりとりで袋に移す |
| ⑤燃えるゴミに出す | ・自治体のルールに沿ってゴミ出しする ・基本は燃えるゴミに該当するケースが多い |
落ち葉が乾いていることを確認し、風がほとんど吹いていない晴れた日に行うと、効率的に作業を進められます。
敷地が広い場合や落ち葉の量が多いなら「ブロアー」を使ったり、大きなちりとりや袋が自立するような便利アイテムを用意しておくのもおすすめです。
庭の落ち葉はある程度まとまったタイミングで掃除しても構いませんが、雨樋やバルコニーの排水口などはこまめにチェックし、排水できる環境を整えておきましょう。
冬の落ち葉掃除の負担を減らしたい方へ|外構リフォームでできる対策とは

「冬の落ち葉掃除から解放されたい」・「手入れが楽な庭にしたい」と考える方は多いです。
そこで、外構リフォームで可能な落ち葉対策をご紹介します。
落葉樹を伐採する
落ち葉掃除の負担を減らしたいなら、秋から冬に葉を落とす「落葉樹」を伐採する方法が最も効果的です。
葉を落とす原因となる木がなくなるため、落ち葉の量は一気に減り、日々の負担も大幅に軽減されます。
ただし、伐採することで庭の景観に大きく影響が出たり、目隠しになっていた木がなくなってプライバシー性が低下するケースもあります。
木の必要性を冷静に見極め、伐採するかどうか検討しましょう。
▷関連コラム:庭木の根っこを抜く方法|伐採との違いやリフォーム事例、自分で抜根できるのかについても
常緑樹を植える
落葉樹を伐採する代わりに、新たに常緑樹を迎えるのも選択肢のひとつです。
常緑樹は1年中葉をつける木のため、落ち葉掃除に追われる心配がほとんどありません。
季節を問わず葉が残るため、庭の景観が安定しやすい点も魅力な反面、四季が感じにくい点がデメリットです。
落ち葉掃除がしやすい仕上げ材にする
庭の落葉樹を残したまま、落ち葉掃除がしやすい仕上げ材に変更する方法もあります。
ご自宅の庭に砂利やウッドチップが敷かれている場合、落ち葉を集めた際にこれらを一緒に巻き込んでしまい、掃除しにくいと感じている方が多いはずです。
タイル・コンクリート・自然石・固まる土など「地面に固定される仕上げ材」を選ぶことで、ホウキで落ち葉を集めるのが格段に楽になり、掃除の負担が大きく軽減されます。
▷関連コラム:「固まる土」で雑草対策|真砂土で舗装した外構のメリット・デメリット、施工事例をご紹介
定期的に剪定する
庭木を定期的に剪定し、落ち葉の量を減らす方法もあります。
落葉樹の場合は、木が休眠していてダメージが少ない冬季に剪定するのが最適です。
剪定と併せて落ち葉の片付けまで引き受けてくれる業者もあるため、事前に対応の可否や掃除の範囲、料金などを確認しましょう。
「庭の落ち葉をどうにかしたい…」とお悩みの方は茨城県のつくばガーデンへご相談ください。
実績豊富なスタッフが現地の状態を確認したうえで、落ち葉掃除の負担を軽減させる方法をご提案します。
落ち葉掃除をしない近隣住民への対処法

自宅には落葉樹がないにもかかわらず、隣家から飛んでくる落ち葉に困っているという声は多いです。
落ち葉が毎日のように溜まっていると掃除が大変ですし、全く改善されないとストレスにもなります。
近隣トラブルに発展する前に次のような対処法を試してみましょう。
・普段から隣家とコミュニケーションを取り、関係性を築いておく
・「落ち葉が多くて困っている」という現状をやんわりと伝えてみる
・ネットなどを張って落ち葉が入りにくいようにする
隣人は自宅の落葉が迷惑をかけていることに気付いていない可能性もあるため、素直に「落ち葉が飛んできて掃除が大変」と伝えてみるのも1つの方法です。
「どうにかして」というスタンスではなく、あくまで状況を共有する気持ちで優しく丁寧な口調を心掛けましょう。
また、ネットなどを張って隣家からの落ち葉が入りにくいような対策を取り入れることで、悩みに気付いてくれるケースもあります。
隣家との関係性を踏まえ、無理のない範囲で最適な対処法を検討してみましょう。
まとめ
落ち葉掃除は手間なのでつい後回しにしがちですが、放置することで様々な問題が生じる可能性があります。
ご自宅の建物へ悪影響を与えたり、近隣トラブルにつながったりする恐れがあるため、こまめな掃除が難しい場合はリフォームで可能な落ち葉対策を取り入れることをおすすめします。
樹木の管理や手入れに詳しい外構専門業者に相談し、落葉樹との付き合い方を一緒に検討しましょう。
つくばガーデンは、お庭の専門店として培った技術とノウハウを活かした外構をご提案する「エクステリアの専門業者」です。
落ち葉対策のリフォームにも対応できますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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