水はけが悪い庭を改善する7つの方法|ジメジメ・水溜まりの解決方法とDIYについても解説
水はけが悪くなる原因は庭によってさまざまなため、ご自宅の状況に合った改善方法を見極めて採用することが大切です。
そこで今回は、水はけが悪い庭の原因と7つの改善方法をご紹介します。
ご自宅の庭の「ジメジメ」や「水溜まり」が気になるという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
コラムのポイント
・水はけが悪い庭は、日当たりの悪さや土質、敷地の状態など様々な原因が関係しています。
・雨水枡の設置や地盤に傾斜をつけるなど、水はけの改善方法は多岐に渡るため、プロに相談しながら適切な対策を取ることがポイントです。
・水はけの改善には専門知識や経験が求められるため、実績豊富なエクステリア業者への相談をおすすめします。
Contents
水はけが悪い庭の特徴と原因
水はけが悪い庭の特徴と原因をご紹介します。
①日当たりが悪くて雨水が乾かない
日当たりが悪い庭だと常に日陰になるため、地中の雨水が蒸発しにくいです。
特に梅雨時や降雨が続く時期は、土が乾く間もなく雨が降ってしまい、湿った状態が長引いてしまいます。
常に地面が湿っていると水はけが悪くなり、ジメジメやぬかるみの原因につながっているケースも少なくありません。
②粘土質の土で雨水を吸収しない
庭の土が粘土質になっていることが、水はけの悪さの原因になっていることもあります。
粘土質の土は常に水分を含んでいる状態のため、雨水が浸透しにくいです。
そのため、地盤の表面に雨水が滞留してしまい、ぬかるみや水溜まりの原因になります。
③地盤面がデコボコしていて雨水が溜まりやすい
庭の地盤がデコボコしている場合は、水溜まりができやすいです。
凹みの部分に雨水が溜まってしまい、水はけの悪化につながります。
土や砂利が踏み固められて部分的に沈んでいたり、地中に石が埋まっていてデコボコしているなど原因は様々なため、敷地の状況を細かくチェックすることが大切です。
④庭全体に勾配が付いていなくて雨水が流れない
庭に勾配がついておらず、雨水が敷地にとどまっているケースもあります。
ただ雨水桝などの設備をつけても、水の流れができていないと効率的な排水ができません。
また、粘土質の土や日当たりの悪い場所に雨水が流れるような勾配になっていると上手く排水できず、ぬかるみがひどくなるケースもあります。
【ジメジメ・水溜まりを解決】水はけが悪い庭を改善する7つの方法
ジメジメや水溜まりなどの原因となる「水はけが悪い庭」を改善する方法を分かりやすくご紹介します。
①雨水桝のフタを交換する
雨水桝のフタを交換するだけで、水はけが改善できるケースがあります。
雨水桝とは、雨を集めてパイプを通じて側溝などへ排水する設備のことです。
低い位置に雨水桝がある場合、フタを格子タイプに変更することで排水がスムーズになり、水はけ改善につながるケースもあります。
②雨水桝や浸水桝を新設する
敷地内に雨水桝や浸透桝がない場合は、新設することで効率良く排水できるようになります。
・雨水桝:雨を集めてパイプを通じて側溝などへ排水する
・浸透桝:雨を集めて少しずつ地中へ浸透させる
これらの設備はすべての敷地に施工されるわけではなく、水はけが悪くなりそうな箇所の周りに採用するケースが多いです。
雨水桝や浸透桝があるご家庭でも、敷地の状況によっては既存の設備だけで排水しきれていない可能性もあるため、外構のプロに相談して増設も検討しましょう。
③砂利を敷く
軽度のぬかるみや水溜まりが気になる場合は、砂利を敷くことで対策できるケースも少なくありません。
水はけの本質的な解決にはなりませんが、砂利があることでぬかるんで靴が汚れたり、建物や車に泥が跳ねたりしにくくなります。
ただし、水はけが悪くて土が柔らかくなっている場合、砂利を敷いてもすぐに沈んでしまうこともあるため、効果が実感できないかもしれません。
砂利によって対策できるのか、厚みはどれくらいにすべきなのかなど、プロに相談しながら検討しましょう。
④日当たりを確保する
庭の日当たりを確保することで、地中の水分が蒸発しやすくなり、水はけが改善されるケースもあります。
・背の高い塀を解体する
・伸びた庭木を剪定・伐採する
・雑草対策をする
日差しを遮っているものがある場合は撤去することで、土が乾きやすくなるだけでなく、庭木などに日光が当たるようになって育ちやすい環境が整うケースも多いです。
⑤整地でデコボコをなくして勾配つける
地盤面のデコボコが気になる場合は、表面を平らに整地する方法が効果的です。
石などが多く埋まっていて整地がしにくい場合は、それらを取り除いたうえで、新たに土を入れるなどの作業が必要なケースもあります。
整地の際には水が流れる勾配を検討し、雨水桝などへ効率的に排水できるような傾斜をつけることがポイントです。
⑥暗渠排水によって雨水の経路をつくる
暗渠排水(あんきょはいすい)によって雨水の経路をつくることも効果的です。
・暗渠排水:地中に透水性のある管を地中に埋設し、パイプを通って側溝などへ流れるようにする排水方法
水はけの改善方法としては効果的ですが、土を掘って長いパイプを埋めるため、大掛かりな工事になります。
費用や工期がかかりやすいため、事前に専門業者に相談し、敷地の状況や他の排水方法と比較したうえで検討することが大切です。
⑦水はけの良い土に入れ替える
粘土質の土によって水はけが悪くなっている場合は、土の入れ替えの検討をおすすめします。
土の入れ替えとは、今ある庭の土を撤去し、水はけの良い土に入れ替える作業です。
粘土質になっている部分はなるべく取り除くことが望ましいですが、施工が広範囲で深くなるほど費用が高くなります。
こちらの大規模な工事になるため、費用対効果などを確認しながら慎重に検討しましょう。
DIYで水はけの悪い庭は改善できるか
軽度の水はけの悪さならDIYで改善できるケースもあります。
今回ご紹介した内容の中でも、以下の方法は比較的ご自身でも取り組みやすいです。
・雨水桝のフタを交換する
・限られた範囲の砂利敷きは整地
雨水桝のフタや砂利はホームセンターなどで手軽に購入でき、施工に専門的な道具なども必要ありません。
ただし、水はけの悪さの原因を正確に特定できていないと、DIYでは十分な効果が得られない場合もあります。
水はけの悪さには複数の原因が関係しているケースもあり、手間や費用をかけたのに効果が得られないという結果になりかねないため、DIYはおすすめしません。
外構専門業者に相談して根本から水はけを改善しよう
庭の水はけの悪さが気になるなら、外構専業者に相談することをおすすめします。
ご自身で土を均したり砂利を敷いたりしても、水はけの根本的な解決にはつながらないケースも少なくありません。
専門家に現地を確認してもらい、原因を明確にしたうえで、適切な方法を選択することが大切です。
水はけの改善を希望する場合は、外構リフォームの施工実績が豊富なエクステリア専門業者を選びましょう。
つくばガーデンでは、庭の表面的なデザインや使い勝手だけでなく「土壌を考慮した提案」や「質の高い施工」など見えない部分までこだわり抜いています。
ご自宅の水はけでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
水はけの悪い庭は、様々な要素が関係しているケースもあり、原因をしっかり把握することが大切です。
雨水桝の設置や整地などの比較的採用しやすい対策から、暗渠排水や土壌改善などの大掛かりな改善方法まであります。
実績豊富な外構専門業者にご自宅の状況を確認してもらい、適切な水はけ対策を選択しましょう。
つくばガーデンは、お庭の専門店として培った技術とノウハウを活かした外構・エクステリアをご提案する、エクステリアの専門業者です。
経験豊富なスタッフが現地を確認したうえで、お客様のご要望を踏まえた水はけの悪い庭の改善方法をご提案いたします。
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