庭の「見切り材」におすすめな素材|砂利や芝の境目にこだわったおしゃれな施工事例
外構をつくるときに、あまり知られていないのが「見切り材」の存在です。
しかし、デザイン性や機能性に差が出るため、しっかりと外構計画に取り入れることをおすすめします。
そこで今回は、見切り材を採用するメリットやおすすめな素材について解説します。
砂利や芝などの境目をおしゃれに仕切った外構の施工事例もご紹介しますので、ぜひお庭づくりの参考にしてみてくださいね。
コラムのポイント
・異なる2つの仕上げ材を区切る役割を持つ「見切り材」は、デザインにメリハリをつけて砂利などの飛び散りを防ぐことが可能です。
・仕上げ材の素材にこだわることで、より庭やアプローチのデザイン性が高まります。
・見切り材の素材選びや施工によって大きく仕上がりに差が出るため、実績豊富な外構専門業者へ相談しましょう。
Contents
見切り材とは
見切り材とは、異なる仕上げ材同士を仕切るための部材です。
例えば、芝や砂利といった2種類の素材で地盤面を仕上げる場合、見切り材を境目に施工します。
見切り材は建物でも多く使われる部材であり、床や壁材の素材が切り替わる部分に採用されるケースが多いです。
見切り材をつけるメリット
見切り材をつけると次のようなメリットがあります。
・外構デザインにメリハリがつく
・庭を美しく保ちやすい
・メンテナンスがしやすくなる
見切り材をつけることでそれぞれの素材の違いが際立ち、外構デザインにメリハリをつけることが可能です。
また、砂利などが周囲に飛び散りにくくなるため、庭を美しく保ちやすくてお手入れも楽など、メリットがたくさんあります。
見切り材の施工がおすすめな場所
見切り材は、次のような場所への施工をおすすめします。
・アプローチ
・植栽まわり
・砂利や芝まわり
見切り材によって境界をはっきりさせることで、アプローチや植栽スペースなどの形状やデザイン性がより際立ちます。
また、砂利や砂の飛び散りを防ぎ、歩きやすいアプローチをつくることが可能です。
庭の「見切り材」におすすめな素材
庭に取り入れたい見切り材の素材をご紹介します。
①石材
「石」は形状やデザインのバリエーションが豊富なため、見切り材として採用しやすい素材です。
上の事例では、アプローチに使用した石と同じものを見切り材にも使いました。
細長い形状に加工されているため、主張しすぎることがなく、アプローチとの統一感のある仕上がりになっています。
こちらは砂利と土の境目に平板の敷石を並べた事例です。
敷石は1枚当たりのサイズが大きいため、見切り材としての役割に加え、人が歩くための通路としても活用できます。
大きな石を並べて見切り材にすることも可能です。
庭と植栽スペースに高低差がある場合でも、高さのある石なら土が漏れ出るのを防止できます。
また、大きめな石は存在感があるため、見切り材をデザインのアクセントにしたいときにもおすすめします。
②レンガ
「レンガ」も見切り材として採用されることが多い素材のひとつです。
上の事例では、土と砂利の境界にレンガを施工しました。
アプローチの縁取りにもレンガを採用し、外構全体のデザインに統一感を持たせています。
ナチュラルやエレガントな外構にしたい方におすすめの素材です。
③コンクリートブロック
「コンクリートブロック」も見切り材として活用できます。
上の事例では、建物周りの砂利と駐車場の間にコンクリートブロックを施工しました。
モダンスタイルやかっこいい印象の外観にマッチする見切り材です。
④瓦
「瓦」も見切り材として外構に取り入れられます。
ある程度の高さがあるため、砂や砂利の飛び散りなどを防ぎやすい点が特徴です。
屋根に瓦を使っている場合や和テイストの住まいにおすすめします。
⑤エッジ材
見切り材専用の素材を使う方法もあります。
上の素材は、地中にエッジ材を植えこんでコンクリートと土を仕切った事例です。
見切り材がほとんど見えないため、スタイリッシュな印象になるのに加え、様々な形状にも対応できます。
こちらはプラスチック製の見切り材を施工した事例です。
太めの見切り材のため、空間同士をしっかり仕切ることができます。
境目の仕上げ方がおしゃれな施工事例
境目の仕上げ方にもこだわった、おしゃれな庭の施工事例をご紹介します。
①オレンジの石を見切り材にした外構
オレンジの石を並べて、芝と植栽スペースを仕切った事例です。
石の種類や色味にこだわり、自然素材を多く取り入れた外構デザインに馴染むようにしました。
敷地に若干の勾配があるため、道路へ土が流れ出ないように手前側は石を積み上げています。
②ピンコロ石の見切り材で和の雰囲気に
ピンコロ石を見切り材として使い、砂利と土の境目をつくった事例です。
白い砂利を採用することで、敷石や見切り石とのメリハリをつけました。
ピンコロ石のような小さめの見切り材であれば、曲線などの様々な形状に対応できます。
③形状の工夫で芝と植栽スペースをおしゃれにレイアウト
プラスチック製のシンプルな見切り材をつかい、芝と植栽スペースをおしゃれにレイアウトしています。
見切り材をジグザグに設置して、芝とガーデニングスペースの接地面を広く取った点がこだわりです。
芝側から手が届きやすいため、植え替えやお手入れがしやすいのに加え、スペースごとに花の種類を分けて植えるなどの楽しみ方もできます。
④植栽や門柱によってアプローチと芝を仕切る
アプローチと芝の間を、植栽や門柱によって緩やかに仕切った事例です。
どちらも見切り材ではありませんが、境界部分に配置することで、空間を自然に区切ることができます。
また、定期的に草花を植え替えることで、季節ごとの変化を楽しめるのも大きな魅力です。
⑤スペースを細かく仕切ってこだわりのガーデニングスペースに
お庭をレンガでブロック分けし、さらに見切り材を使って砂利と土のスペースに仕切った事例です。
レンガの部分は人が歩く通路として活用でき、手入れしたい植栽スペースへスムーズに移動できます。
見切り材で細かく仕切ることで、バリエーション豊かな草花を楽しめるようにした、こだわりのナチュラルガーデンです。
見切り材は後付けやリフォームもできるのか
見切り材はリフォームによって後付けすることも可能です。
一度地盤面を整えてから見切り材を施工し、芝や砂利などで仕上げていきます。
リフォームで見切り材を施工した事例をご紹介します。
元々は敷地全体に天然芝が敷かれている庭でした。
一部の芝を残しながら、タイルテラスと砂利敷きの庭にリフォームしています。
見切り材にはピンコロ石を施工して、砂利と芝にメリハリをつけました。
さらに、造作壁に使用した石とピンコロ石の色味をそろえ、空間全体の統一感を意識しています。
このように、リフォームによって見切り材を後付けすることは可能です。
「つくばガーデン」では、既存のお庭に合わせた部分的なリフォームや、見切り材を活かしたデザインのご提案も行っております。
砂利が芝などに飛び散ってしまうのが気になる方、外観デザインにメリハリをつけたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
見切り材によって、お庭の印象やお手入れのしやすさは大きく変わります。
スペースをしっかり分けられる見切り材のサイズや素材を選び、メリハリのある外構をデザインしましょう。
適切な素材の提案やおしゃれな見切り材のレイアウトを考えてくれるような、実績豊富なエクステリア専門業者へ相談することをおすすめします。
つくばガーデンは、お庭の専門店として培った技術とノウハウを活かした外構・エクステリアをご提案する、エクステリアの専門業者です。
経験豊富なスタッフがお客様のご要望をお伺いし、お庭に適した見切り材を提案し、外構をトータルコーディネートいたします。
イオンモールつくば内の展示場で、見切り材のサンプルなどもご覧いただけますので、ぜひお気軽にご来場ください。
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