バーベキュースペースがある庭づくり|快適に楽しむための広さ・素材・照明選びのコツとは
「バーベキュースペースがある庭」は憧れの空間ですよね。
しかし、適切な広さやレイアウト、素材の選び方で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おしゃれで実用的なバーベキュースペースの庭をつくるコツをご紹介します。
バーベキュースペースの庭づくりにおける注意点やおしゃれな外構の施工事例も解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
コラムのポイント
・庭のバーベキュースペースは、プライベートな空間で好きな時間に楽しめる点が魅力です。
・使用頻度や人数などに合わせて広さを考え、近隣住民にも配慮したバーベキュースペースをつくることで、快適性を高められます。
・防火性に優れたタイルやコンクリートなどの素材を選び、ご自宅の雰囲気に合ったデザインで、安心して楽しめるバーベキュースペースをつくりましょう。
Contents
庭にバーベキュースペースがある家の魅力とは
庭にバーベキュースペースがある家の魅力をご紹介します。
居心地の良い空間でゆったりとした時間を過ごせる
ご自宅の庭なら使いやすく居心地が良いため、ゆったりとバーベキューを楽しむことができます。
気に入ったデザインのバーベキュースペースなら気分が上がりますし、準備や調理、片付けもはかどりますよね。
ご自宅で家族や友人と過ごす楽しい思い出が増える点も、庭にバーベキュースペースがある家の魅力です。
ご自宅でプライベートなバーベキューを楽しめる
外出せずご自宅でプライベートなバーベキューを楽しめる点もうれしいポイントです。
お住まいの庭なら、当日の天気やお子さまのテンションなどを見て、好きな時間にバーベキューができます。
また、バーベキュースペース周辺を目隠しすれば、道路や隣地からの目線が気にせずに楽しめる点もメリットです。
移動や準備の時間を短縮できる
庭でバーベキューができれば、手間がかかる移動や準備の時間を短縮できます。
バーベキュー場まで足を運ぶ場合、事前に準備をして車に荷物を積み込む必要がありますし、現地に着いてからも荷降ろしやセッティングが大変です。
また、忘れ物があるとご自宅に戻ったり現地調達したりと、時間をロスしてしまいます。
ご自宅なら移動や準備の手間を軽減できるため、長い時間バーベキューを楽しむことが可能です。
家庭菜園をつくって自家栽培の野菜を楽しめる
庭のバーベキュースペースに家庭菜園をつくれば、新鮮な自家栽培の野菜を楽しめる点も魅力です。
収穫してすぐの野菜を調理して食べるという、ぜいたくな時間を過ごすことができます。
「バーベキューで盛り上がるような野菜を育てよう」と栽培に対するモチベーションも上がるかもしれませんね。
天候が悪くなったらすぐ室内に入れる
庭にバーベキュースペースがあれば、天候に合わせてすぐ室内に入ることができます。
雨のときはもちろんのこと、少し寒かったり暑かったりしたときにも、部屋で休めるため快適です。
雨宿りの場所がないバーベキュー場もあるため、ご自宅がすぐ近くにある点は大きなメリットと言えます。
おしゃれで実用的なバーベキュースペースの庭をつくるコツ
おしゃれで実用的なバーベキュースペースの庭にするコツをご紹介します。
①広さは人数や使うアイテムに応じて決める
バーベキュースペースの広さは、人数や使うアイテムに応じて決めることがポイントです。
ご家族3~4人で楽しむのであれば、4~6畳程度の空間でも十分楽しむことができます。
ご友人などを呼んで大人数で楽しみたいなら、6~8畳程度は確保することが望ましいです。
さらに大型のバーベキューコンロなどを設置する場合はスペースが必要なため、採用したいアイテムやガーデンファニチャーのサイズをあらかじめ確認しておくことをおすすめします。
②地盤面は耐火性の高いタイルなどの素材で仕上げる
バーベキューは炭を燃やすため、地盤面は耐火性の高いタイルなどの素材をおすすめします。
他にも、コンクリートや自然石なども、耐火性が高くて熱で傷みにくいです。
耐火性の弱い素材は劣化や火災につながるリスクもあるため、地盤面の仕上げ方法は慎重に検討しましょう。
③自然石やタイルのデッキでテラスをつくる
芝などの庭を採用する場合は、空間の一部をテラスにしてバーベキュースペースにする方法もあります。
バーベキューコンロは耐火性が高いデッキの上に置き、食事をするのは芝の上にするなど、仕上げ方によって用途を分けることが可能です。
自然石やタイルのデッキは耐火性が高くてお手入れもしやすいため、バーベキュースペースにぴったりです。
▷関連コラム:砂利・自然石を使ったおしゃれな外構デザイン|ロックガーデン・石庭の施工事例も
④キッチンからの動線を確保する
キッチンとバーベキュースペースの動線を短くすると利便性が高まります。
ご自宅の庭でのバーベキューは、キッチンで調理して運ぶケースも多いです。
そのため、バーベキュースペースとキッチンの距離を考えて、レイアウトを検討してみましょう。
⑤フェンスなどで目隠しをしてプライバシー性を高める
ご自宅の庭でプライベートなバーベキューを楽しみたいなら、プライバシー性を高めることもポイントです。
目隠しフェンスや塀、植栽などで庭を囲むことで、目線が気にならないバーベキュースペースをつくることができます。
こちらのコラムで庭を目隠しする方法を詳しくご紹介しておりますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
▷関連コラム:一軒家の庭をおしゃれにする7つのコツ|レイアウト実例や目隠しの方法も
⑥屋根やシェードで日除け・雨除けをつくる
バーベキュースペースに屋根やシェードをつけて日除け・雨除けにすることで、快適性が高まります。
暑い時期の日差しを遮ったり、急な雨でも対応できたりするため、バーベキュースペースを活用しやすいです。
ただし、バーベキュースペース全体に屋根をかけると煙がこもりやすくなるため、一部に日除けを設けるなどの工夫を取り入れてみてくださいね。
⑦照明でスペース全体を照らして夜間も使いやすく
夕方や夜間もバーベキュースペースを活用したいなら、照明を効果的に取り入れることがポイントです。
照明でバーベキュースペースをライティングすれば、手元が見やすくなって快適性が高まります。
また、間接照明などを採用することで、幻想的でおしゃれなバーベキュースペースをつくることも可能です。
▷関連コラム:外構をおしゃれにライトアップする5つのコツ|美しいライティング事例も紹介
⑧近くに外水栓があると便利
バーベキュー中は、手や食材、調理器具を洗うなど水を使う場面が多くなりますよね。
そのため、バーベキュースペースの近くに外水栓があると便利です。
作業台がついたガーデンシンクは、洗った物の一時置きや簡単な調理の際に使えるため、バーベキューの頻度が多いご家庭におすすめします。
⑨バーベキューグッズを収納できる物置を採用する
バーベキューではテーブルやコンロ、炭など様々なアイテムを使いますよね。
それらをすっきりと収納できる物置の採用がおすすめです。
バーベキュースペースの近くに物置を設置できれば、準備や片付けの負担が軽減できて効率も高まります。
バーベキュースペースがある庭づくりがしたいなら「つくばガーデン」へご相談ください。
具体的な用途や使用頻度などをお伺いしたうえで、おしゃれで使いやすいガーデンスペースをご提案いたします。
バーベキュースペースの庭づくりをする際の注意点
バーベキュースペースの庭づくりをする際に注意すべき点をお伝えします。
天然芝・人工芝の庭はバーベキューに不向き
天然芝や人工芝の庭は、耐火性を確保できないためバーベキュースペースには不向きです。
枯れていない天然芝は火が燃え広がるリスクは低いですが、バーベキューコンロが発する輻射熱によって枯れるケースがあります。
人工芝も防炎性はありますが不燃材ではないため、火が広がりにくいですが燃えて溶けてしまう可能性は高いです。
長く美しい芝も維持したいなら、バーベキュースペースとしての利用は避けることをおすすめします。
芝でバーベキューを楽しみたい場合は、防炎シートなどを敷いて地盤面を保護するなどの対策を取りましょう。
ウッドデッキは焦げやシミに注意する
ウッドデッキをバーベキュースペースにすることは可能ですが、焦げやシミが付きやすい点は注意が必要です。
近年主流になっている人工木のウッドデッキは木粉と樹脂でできています。
樹脂は不燃ではありませんが燃えにくい素材のため、火は燃え広がらずに焦げ付くケースが多いです。
また、人工木のウッドデッキは油のシミが付きやすいため、シートを敷くなどの対策をしてみてくださいね。
近隣住民へ迷惑をかけにくいレイアウトを考える
ご自宅の庭でバーベキューを楽しみたいなら、近隣住民へ迷惑をかけにくいレイアウトを考えることが大切です。
隣家の物干し場の近くにバーベキュースペースをつくってしまうと、洗濯物に臭いがつく可能性が高まります。
物干し場から遠ざけた位置にレイアウトしたり、植栽や塀をつくったりして、隣家に空気が流れにくいような工夫を取り入れましょう。
友人を招きやすいように予備の駐車スペースを確保する
友人を招いてバーベキューすることが多いなら、予備の駐車スペースを確保できると便利です。
敷地の前に路上駐車していると近隣の方に迷惑が掛かりますし、違反になる可能性もあります。
ゆとりをもった駐車計画を立て、友人を迎え入れやすい環境を整えてみてくださいね。
深夜の利用は避けるなどのマナーを守る
庭でのバーベキューで大切なことは、近隣住民への配慮を忘れずにマナーを守ることです。
ご自宅でのバーベキューはプライバシー性が高いため、ついつい時間を忘れて楽しんでしまいがちですよね。
しかし、音や煙、においなどが原因で近隣トラブルにつながる可能性もあるため、ご自宅であっても周囲への配慮は怠らないようにしましょう。
おしゃれで実用的なバーベキュースペースの外構事例
おしゃれで実用的なバーベキュースペースの外構事例をご紹介します。
①目隠しされたプライベートなバーベキュースペース
建物の形状に合わせてタイルデッキを施工した、ゆとりのあるバーベキュースペースです。
デッキ周りもタイルを施工しているため、火を扱うバーベキューでも安心して楽しめます。
中庭の前には目隠しの壁を立てて、プライベートな空間にしました。
目線を完全に遮るために高めの塀をつくっています。
塀は外壁と同色の白を選び、建物と一体感があるデザインに仕上げました。
▷関連コラム:タイルデッキがおしゃれな外構実例|目隠しや屋根付きテラスの事例も
②中庭の広々バーベキュースペース
コの字型の建物の中心に、広々とした中庭のバーベキュースペースを採用した事例です。
様々な空間から中庭へ出入りできる動線を確保したため、効率的に準備や片付けができます。
北道路の敷地の南側に中庭をつくったため、通行人からの視線は気になりません。
正面には植栽をレイアウトして隣家からの目線を遮ると共に、バーベキュースペースのデザイン性も高めています。
▷関連コラム:テラス・中庭がある外構のおしゃれな施工例|タイル・ウッドデッキ、屋根付きなど
③夜間もバーベキューを楽しめる庭
芝の一部にコンクリート敷きを取り入れた庭の事例です。
バーベキューコンロはコンクリートの上に置くことで、天然芝が枯れるのを防ぎにくくなります。
夜間でもバーベキューを楽しめるように、照明で庭を照らしました。
日が暮れたらウッドデッキに腰かけてゆったり過ごせる、ぜいたくなバーベキュースペースです。
④大人数で楽しめるバーベキュースペース
敷地の手前と奥に2つのテラスがある庭の事例です。
掃き出し窓と隣接しているタイルデッキでは、グリルなどを置いてバーベキューを満喫できます。
奥側のテラスには可愛らしいガーデンファニチャーを採用しました。
大人は手前のテラスでゆったりと楽しみ、子どもたちは奥のテラスで元気に遊ぶなど、それぞれの世代が心地よく過ごせるバーベキュースペースです。
⑤駐車場をバーベキュースペースとしても使える家
敷地全体をコンクリート敷きにして、ゆとりのある駐車スペースを確保した住まいです。
車を端に寄せたり縦列に駐車したりすればスペースが生まれ、バーベキュースペースとして活用もできます。
カーポートは日差しを遮るため、バーベキュー時に日除けとして活用することが可能です。
コンクリートは焼ける心配もなく、お手入れも楽々です。
玄関と勝手口からの動線を確保できるため、キッチンとの行き来もしやすく、効率的に準備や片付けができます。
バーベキュースペースの使用頻度が高くない場合は、何かのスペースと兼用できるようなレイアウトを考えてみてくださいね。
まとめ
庭にバーベキュースペースがあると、ゆったりとプライベートな時間を楽しむことができます。
バーベキュースペースは、日除けや目隠しなどを採用して快適性を高めたり、耐火性の高い仕上げ材を選んで安全を確保することがポイントです。
使用頻度や人数によって、適切なバーベキュースペースの広さやレイアウトは異なるため、具体的な要望を考えてから実績豊富なエクステリア専門業者に相談することをおすすめします。
つくばガーデンは、お庭の専門店として培った技術とノウハウを活かした外構・エクステリアをご提案する、エクステリアの専門業者です。
経験豊富なスタッフがお客様のご要望をお伺いし、おしゃれで使い勝手の良いバーベキュースペースをご提案いたします。
イオンモールつくば内の展示場で、仕上げ材などを実際に確認できますので、ぜひお気軽にご来場ください。
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